強い癒着が原因とみられている。医師も「胎盤がなかなか取れない」と話しているという。
全国で医師達は書類送検の嵐に見舞われ、台風並みの強い風のバッシングが珍しくない。
そのバッシングにあおられたらしい。子宮付近の出欠は毎分約20ミリリットルで子宮摘出するほど
でなかったというが、胎盤を剥がした時毎分約200ミリリットルで出血したことに問題はなかったか。
癒着胎盤とは言いながら、
妊婦の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。
僻地で一人医長の下、帝王切開をするのだから、手術には慎重であってほしかった。
前置胎盤であり癒着胎盤、胎盤が剥離しなかったら子宮摘出−−というマニュアルに違反していない、との説明にも
納得しがたいものがある。MRIやCTに頼っているだけでは、危険を察知できはしない。
五感を鋭敏にして安全を確認するのが、プロの産科医らの仕事というものだ。
しかも癒着胎盤での救命率などを引き合いにするまでもなく、前置胎盤では癒着の可能性が高いことは
医療関係者の常識だ。ましてや「癒着胎盤」は産婦人科医では高次医療機関へ搬送が当たり前だという。
大野病院では産科医が一人でオレがやらなければ誰がやるとしていたのなら、しゃくし定規な話ではないか。