邪竜兵「眩きは月の光、日の光 正しき血筋の名の元に 我ら名前を邪竜族!
振るう刃は相手を選ばず、光れば血潮の海となる」
邪竜兵「アデュー、皇帝陛下の命に従い貴様を捕える」
邪竜兵「いざお縄にかかれ」
(苦無が放たれる)
邪竜兵「何奴!」
アデュー「ああ!」
月心「悪事を仕留める苦無の数々は、腕に習ったアスカ流」
サルトビ「恐れはいらぬぞ活人剣」
月心、サルトビ「日の出国のリュー使いが二人、月心にサルトビ ここにあり」
月心「よくぞ耐えたぞアデュー。お主の姿に今は亡き我らが創世神ソーディンの教えを見た
真実とは問いかける事にこそ、その意味もあれば価値もある。アースティアの人間一同に代わって礼を言おう」
サルトビ「ならばアデューここは我らにまかされよ。とおっ 烈岩十字!」
(苦無の雨が降り注ぐ)
アデュー「ありがとうございます」
邪竜兵「えい、子供一人、決していかせてなるものか」
ジェフリー、ニーブン、ローバー「そうはいかぬぞ邪竜族、命知らずはかかってきやがれ」
ジェフリー「元ビルフォード海賊団、ジェフリー」
ニーブン「ニーブン」
ローバー「ローバーが」
ジェフリー、ニーブン、ローバー「命と言う名の盾になろう!」
邪竜兵「おのれ小癪な」
邪竜兵「散れ散れ散れ」
グラチェス「後れを取るなヒッテル、カッツェ」
ヒッテル、カッツェ「おお」
カッツェ「狙った獲物は逃がさぬと」
ヒッテル「二人の後には悪は残さず」
ヒッテル、カッツェ「逃げねばその場で召し取るぞ!」
月心、サルトビ「今こそ戦え皆の衆」
フローラ、イオリ、ナジー「おお、勝利の鐘も高らかに!!」
イズミ「後ろに構うなアデュー少年、お主がなすのは前進あるのみ、たぁ」
(六柱神の奇跡で善戦するイズミ)
アデュー「皆さん、ありがとうございます うわぁ!」
イズミ「な」
グラチェス、ジェフリー「何」
ヒッテル、カッツェ「しまった」
アイザック「かかりおったな、ふはは・・・ぬわっ」
アデュー「パッフィー」
パッフィー「へへへ言っただろ、これからはわたくしが守ってやるって。
ようし、いい子だ行ってこい。お前のリューが待っているぜ!」
アデュー「はい」
背中を押してやるパッフィー
(走るアデューの傍らにビルフォードとメルの幻が現れる)
ビルフォード「そうだ、それでいい。なぁ、お前は一人じゃない」
メル「皆と一緒に」
アデュー「皆と一緒に」
アデュー、ビルフォード、メル「戦うんだ!」
アデュー「リューナイト・ゼファー!」
ラーサー「よし、来い息子よ!」
アデュー「さぁ一緒に立とう、戦おう!!」
アデュー「そうだ、怯むなゼファー!一歩でも怯んだら二度とあいつに近寄れなくなる
なんとか溶けるまでもってくれ。これが、最後の、チャンスなんだ!!」
(ゼファーの盾が溶ける)
邪竜皇帝「フッ」
アデュー「ああ、うわあああ!!」
邪竜皇帝「消えてなくなれ、ははは」
ガルデン「笑うなァッ!」
邪竜皇帝「な、何だ?」
アデュー「こ、これはライダースソード!?」
邪竜皇帝「まさか!」
ガルデン「そのまさかよ」
バーン「何ッ」
邪竜皇帝「あ、ああ」
ホワイトドラゴン「うむ、よくぞ生きておったガルデン」
ガルデン「よく聞け皇帝、覇王ともあろうこの私が
寝返りなどという恥さらしな真似までしたのはこの機会を待っていたからだ」
邪竜皇帝「くっ」
ホワイトドラゴン「どうする邪竜皇帝、手負いのガルデンは事の真相を知らんぞ
それともこれも計算のうちか? 奴は死ぬ気だぞ!」
邪竜皇帝「馬鹿な、魔法剣ごときでこの巨大ドゥームが」
ガルデン「うるさい!この私をなめるなァァァッ!!!」
邪竜皇帝「馬鹿な!巨大ドゥームが破壊されるなど!」
ガルデン「いいか小僧、私は決してお前たちに加担するのでもなければ馴れ合うわけでもない
だがなこの作戦例えどんな裏があろうとも、これだけはわかっているぞ
そう・・・世界の運命は、こんな邪竜族などに好きにさせるものではない
全ては覇王たる私と貴様らアースティアのリュー使いとで決着をつけるものだ!
違うか!違うか!!違うかァァァッ!!!!
なぁアデュー・・・」