ヨハネスブルグのガイドライン3

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642水先案名無い人
「ヨハネスブルグはもはや街ではない。
日中はレイパーと石強盗がもうもうと立込め、一寸先も見えない。
血に照らし出された白人の頭のようだ。
それは焼けつくように熱く、足下がぐにゃりとして耐えられないので、
女も「男も」喜望峰へ飛び込み、血まみれで対岸にたどり着こうとした。
旅行者はこの地獄から逃げ出す確率が150%。
「そんな危険なわけがない」という意思でも、いつまでも我慢していられない。
人間だけが耐えるのだ。南ア政府よ、なぜ我等を見捨てたもうたのか。」
 
                                     ――ヨハネスブルグ軍将校の手記より