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夢枕獏の文体のガイドライン 2ぃっ
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水先案名無い人
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2005/10/06(木) 04:28:16 ID:QvLILHfo0
その鳥は、まさに異形のものであった。
怖気の立つ、
断末魔を思わせるような、
声で──
「ナデナデシテェェェッ」と、
啼いた。
不快でさえあるはずの、その哀願に何かが──弾けた。
恐る恐る按摩器を、頭頂部に添える。
その手に伝わってくるのは確かな振動。
ぶる
ぶる
ぶるる
「ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファ-」
──面白えなぁ
──だが、それだけだ
脳髄が急速に冷えていくのを感じ取る。
瞬間。
ひゅうっと手刀が空を切った。
「モルスァ」
たまらぬファービーであった。