いやはや、なんとも凄まじい――
インターネットの世界というものは、恐ろしくそしてなんとも楽しいものなのか。
知り合いの編集の方からメールをいただいた。
この2ちゃんねるのことが書かれていたのだよ。
他にもやることがごつんごつんとある中で、あえてこのスレに感謝の言葉を書き残させていただきたい。
たまらぬスレであった――
もう、こうなればそうとでも書くしかないではないか。
夢枕獏という物書きは読者に恵まれた男である。
夢枕獏という物書きは本当に幸せな男とである。
なんとも、いえぬ思いがほろりとこういう言葉を書かせてしまうのだ。
いや、さて。
このようなことを書いていると――
「獏、仕事せんかい!」
そう、きついお言葉もいただけそうではある。
ぼくの物語を待ってくれている皆さんには心苦しいのだが、どうか勘弁して欲しい。
いや、してください。
ベクトルさえ定まれば、仕事はきちんとする男です。
さて、最後にこのスレの獏さんたちに言葉を贈る。
このスレは節操がなく、本当におもしろい。
そしてまだまだおもしろくなる。
では。
平成17年9月17日 小田原にて
夢枕 獏