815 :
水先案名無い人:2005/12/24(土) 14:30:58 ID:d62FsTRm0
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、RTSがしたいよ。」
RTSどころか、この1年ゲームだってできないのに。
「RTSか。……どんなのがしたいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……NewSpaceOrderのストーリーモードがしたいよ。」
ちょwwwww総統wwwwwwwww早く出せwwwwwwww
>>786 亀ですまんが、それパトレイバー2のネタなのか?
病室には妹の眠そそうな吐息とPSPの電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がへそを曲げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静かに口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、ゲーセンに行きたいよ。」
ゲーセンどころか、明日生きているかすら分からないのに。
「ゲーセンか。……ゲーセンで、なにがやりたいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「エキシデティのデスレース…」
ちょwwwwwおまwwwwwwwそれ発禁回収wwwwwwwwww
>>819 ラストのレイバー乱闘より、あのシーンのほうが燃えた。
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、新しいOSが入れたいよ。」
OSどころか、この1年クラブマン・ハイレッグにだって乗っていないのに。
「OSか。……どんなのが入れたいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……真っ赤な画面にBABELの文字がずらっと並んで、超音波で暴走するOSが入れたいよ。」
ちょwwwwwおまwwwwwwwHOSwwwwwwwwww
>>821 病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、新しいOSが入れたいよ。」
OSどころか、この1年PCなんていじっていないのに。
「OSか。……どんなのが入れたいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……真っ青な画面に英語ずらっと並んで、デフラグやっただけで止まるNT系じゃないほうのアルファベット2文字のOSが入れたいよ。」
ちょwwwwwおまwwwwwwwよりによってそれかよwwwwwwwwww
>>822 みると、妹のおでこに、アホ毛が、アホ毛が〜!
>>813 窓に歩み寄り、閉じられたカーテンを開けると、景色が白かった。
「……」
言葉が出ない。
雪が……降っていたのだ。
「寒いはずだよ」
妹の枕元に声をかける。
雪が降っているんだ。
間に合ったんだ!
「起きろ……おまえの見たがってた雪だぞ!」
今だけでいい。
目を覚まして、雪を見よう。
「願いが通じたんだ……なあ?」
ゆする。
妹の体を。
何度も、何度も。
「ほら……雪だ……キレイだぞ、ああ本当にキレイだ。
な、やっぱり何でも言ってみるもんなんだよ!」
妹は静かに寝ていた。
本当に、静かに。
「……加奈?」
ちょwwwwwお兄ちゃんwwwwwwwいいシーンなのに元ネタバレバレwwwwwwwwww
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、お客様が見たいよ。」
バイトどころか、この1年外にだって出られていないのに。
「お客様か。……どんな人が見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……半額シールを明らかに対象外の商品に張り替えるお客様が見たいよ。」
ちょwwwwwおまwwwwwww店長呼べwwwwwwwwww
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、飛行機が見たいよ。」
飛行機どころか、この1年外にだって出られていないのに。
「飛行機か。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……F-108レイピアに護衛されて飛ぶXB-70ヴァルキリーが見たいよ。」
「グレン・キャノンもだ!」
ちょwwwwwおまwwwwwww余計wwwwwwwwww
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけがに響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は音もなく静かだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、星も出ていない夜なんだ。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静かに口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、乗り物に乗りたいよ。」
乗り物どころか、この1年外にだって出られていないのに。
「乗り物か。……どんなのに乗りたいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「銀色の円盤に乗りたいよ。」
映画に出たことのない人は 乗せてあげられないって俺はすまなそうに そう言ったよ。
銀色の円盤?
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、車が見たいよ。」
車どころか、この1年外にだって出られていないのに。
「車か。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……ル・マン24時間レースで空を舞ったメルセデスが見たいよ。」
ちょwwwwwおまwwwwwww無理wwwwwwwwww
830 :
新年明けましておめっとさん:2006/01/02(月) 14:35:50 ID:G1Kc4aDP0
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、太陽が見たいよ。」
太陽どころか、この1年集中治療室から外にだって出られていないのに。
「太陽か。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……初日の出。」
ちょwwwwwおまwwwwwww一日遅れwwwwwwwwww
831 :
水先案名無い人:2006/01/02(月) 15:06:44 ID:mYIYb7DA0
>>830 そこで病室のカレンダーを1日巻き戻して奮闘する兄貴のお話だ
>>830 お兄ちゃんによるレイープ未遂でタイムリープさせる!
>>830 映画の「グッバイ・レーニン」みたいな感じにな。
「グッバイ・レーニン」で思い出した。
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、車が見たいよ。」
車どころか、この1年外にだって出られていないのに。
「車か。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……ボディが紙でできた車が見たいよ。」
ちょwwwwwおまwwwwwwwそれトラバントwwwwwwwwww
「お兄ちゃん。私、(家に)帰ったら結婚するの」
ちょwwwwwおまwwwwwwwそれ死亡フラグwwwwwwwwww
ありがちな死亡フラグ
@この戦争が終わったら、俺、結婚するんすよ
Aいいか、俺が帰ってくるまでここを動くんじゃないぞ
Bセックスする前のシャワー
Cいわく付きの場所で若者がいい雰囲気
D「必ず戻ってくるから。」 「必ず迎えに来るから」
E「この中に犯罪者がいるかもしれないのに一緒に寝れるか!俺は自分の部屋に戻るぞ!」
F「明日は娘の誕生日なんだ。」
Gこの最後の仕事を終えたら足を洗うと決意してる状態
H「この仕事が終わったら2人で暮らそう」
I「××様が出るまでもありませんよ。ここは俺に...」
J今まで目立たなかった脇役が急に目立つ
K「今度の仕事でまとまったカネが入るんだ」
L「おのれ〜!ええぃ、出会え!出会えーぃっ!! 」
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、夢があるんだ。」
夢どころか、この1年絶対安静だったから、「遊園地に行きたい」と言う些細な我侭すら叶わなかったのに。
「夢か。……どんな夢なんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……私、看護学校に進学して看護士になりたいんだ。」
ちょwwwwwおまwwwwwwwどこのギャルゲーだwwwwwwwwww
天川さんを思い出した。
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「…方…見たいよ。」
見るどころか、この1年目を開くことさえままならないのに。
「……何が見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……hold…me…tight…」
ちょwwwwwおまwwwwwww無理wwwwwwwwww
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、夢があるんだ。」
夢どころか、この1年絶対安静だったから、「遊園地に行きたい」と言う些細な我侭すら叶わなかったのに。
「夢か。……どんな夢なんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……私、某国の有人ロケットに乗って、高温で水の無い星に行きたいんだ。」
ちょwwwwwおまwwwwwwwジャミラになる気かwwwwwwwwww
病室には妹の苦しそうな吐息と、ベッドの軋む音が響いている。
俺は、目の前で無防備に寝ている妹に耐えられず……
妹の未発達な体は……
俺の棒が……
「あっ お兄ち
「気持
妹
かゆ
うま
「お兄ちゃん、何でそんなに必死にキーボード打ってるの?」
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、飛行機が見たいよ。」
「駄目だ。」
酷い兄貴もいたものだ
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、飛行機が見たいよ。」
「俺も!」
「え…!?」
「飛行機!!」
「え??飛行機?」
「うん!飛行機!」
「??」
「おまえ、誰の飛行機見たい?」
「ええっ!?誰のっ??」
「そう!俺は、…えっと、同じクラスのぉ…」
「ええ?何言ってるの?」
「はぁ?飛行機だろ?」
「うん…」
「だからぁ、俺はクラスのぉ、高橋さんのが…」
「高橋さん??飛行機??」
「かわいいんだ…へへっ」
落ちは無い。
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静かに口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、ひこうきが見たいよ。」
飛行機どころか、この1年外にだって出られていないのに。
「飛行機か、どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「ひこーきってゆーか、さいきんは本も彳売めないし、もうわたしが
いきてるいみってないんじゃないかって。でも、わたしはすごいはっけんを
した、せかいでさいしょのばかです。
ついしん どうか ついでがあったら、うらにわの あるじゃーのんのおはかに
はなお あげてやてください」
ちょwwwwwwおまwwwwwアルジャーノン=ゴードン効果かよwww
PETにはロックマンの苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
ロックマンの白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、闇医者がさじを投げたナビには見えない。
なんで、俺じゃなくてロックマンなんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「熱斗君……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、ロックマンが静かに口を
開いた。
「……なんだ?」
「ボク、リベレートミッションがしたいよ。」
リベレートどころか、この1年ネットバトルすらできていないのに。
「リベレートか。……どこでしたいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだロックマンは、儚げに笑ってこう答えた。
「……HPが1026の状態でリベレートしたいよ。」
ちょwwwwwおまwwwwwwwPETの中にロックマンがいないwwwwwwwwww
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、クマが見たいよ。」
クマどころか、この1年動物園にだって行っていないのに。
「クマか。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……この前お兄ちゃんが寝言で言ってたピンク色のクマが見たいよ。」
ちょwwwwwおまwwwwwww無理wwwwwwwwww
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、タマが見たいよ。」
タマって、この1年サザエさんどころか多摩ネットワークだって見ていないのに。
「タマか。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……お兄ちゃんの赤玉。」
ちょwwwwwおまwwwwwww俺に死ねとwwwwwwwwww
機内には俺の心臓の鼓動とエンジンの轟音だけが響いている。
俺の愛機はは時折苦しげに風に煽られるが、それ以外は至って静穏なものだ。
とても、旧式の機体には思えない。
この機体もあと数年で退役・・。あんまりだ。
「こちらサンド島……」
いつもの言葉とも思いともつかない呟きが終わる前に、無線が鳴り出した。
「……なんだ?」
「レーダーに国籍不明機。」
不明機どころか、この15年領空侵犯だって起きていないのに。
「不明機か。……詳細はわかるか?」
「ああ。」
ちょっと考え込んだように、彼はこう答えた。
「不明機のコース ラングース岬を基点に 278から302 高度・・12 機数・・500」
・・・通信司令室が いくつか間違えた ゼロのために 8人が死んだ
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、お兄ちゃんに言いたいことがあるんだ。」
おとなしいコイツがこうやって言うんだ。きっと大事なことなんだろう・・。
「言いたいこと?何なんだ・・・?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……お兄ちゃん、もう私のことは忘れて。お兄ちゃんがこれ以上悲しむのを私は見たくないの・・・。」
・・・・そうか、そうだよな・・。
コイツはもう死んだんだよな・・・。
もう、会いたくても会えない、抱きしめてやりたくても抱きしめられない・・・。
そう思った瞬間だった。
目の前に白い光が広がり、気が付くとそこは病院のベッドの上だった。
俺の周りには涙を流す両親や友人の姿。
なんでも、俺はあいつが死んでからショックでずっと気を失っていたらしい。
友人や親にもみくちゃにされながら、俺はまず行く場所を決めた。
―そう、俺が世界で一番愛していた人の墓だ。
。・゚・(ノД`)・゚・。
─── 、 ⌒ヽ
(___ノ( )
(ノ ー | /
[・][・]─-6 / ンモー、すぐお墓たてる!
⊂ ソ
(!!!!_,_ /
ヽ、 `/
教室には妹の苦しそうな吐息とストツプヲツチの電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、教師がさじを投げた生徒には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、答えが見たいよ。」
答えどころか、この1時間問題だって読んでいないのに。
「答えか。……どんなのが見たいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。
「……最初っから最後まで全部。できればお兄ちゃんが書いて。あ、筆跡を似せるの忘れないでね。」
ちょwwwwwおまwwwwwww外道wwwwwwwwww
861 :
:2006/01/18(水) 17:12:19 ID:vy/5A+U/0
最後のツッコミがつまらん。
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「(……なんだ?)」
「お兄ちゃん……」
「(………。)」
1年前…、妹と同じ病を患い俺は他界した。
「会いたいよ…。」
俺も会いたいが、まだ来てはいけない。
君のことは俺が必ず守ってみせる。
ちょwwwwwこの家族wwwwwww不幸杉wwwwwwwwww
お兄ちゃん観察日記
1月22日 日曜日
今日もお兄ちゃんは、朝早くに起きて、夜遅くまでずっとバイト。4件も掛け持ちしています。
休日はいつもこんな感じ。なんでも、今の私のお墓が一番安いものだからって、私が不満がってると思い込んでる様子。別に安いのでも気にしないのに。
そんなことより、こんな生活を続けてるお兄ちゃんの体のほうが心配。私が死んでからずっとこの調子だから、随分と疲れてるだろうな〜。
私、死んでからもお兄ちゃんに迷惑かけちゃってるな…。そんなことお兄ちゃんに言ったら怒るだろうけど。でも、実際そうだから…。
だから私、今からお兄ちゃんに会って、もういいよって言ってくることにした。
生きてる人と会うと、もう完璧に私は消えちゃうみたい。もちろん、お兄ちゃんをこうやって空から見れなくなる。
だから、この日記は今日で最後。もう書けなくなっちゃうから。
だけど、そうしないと一生懸命働いてるお兄ちゃんが可哀想。もう私のことを考えなくていいのに。
…もうそろそろ時間。日付が変わるまでだから、ホントにあとちょっとしかない。
言いたいこと全部言えるかな?私が言えても、お兄ちゃんは言えるかな?言えないだろうな…。突然だし、時間もないし。
この日記、お兄ちゃんにあげよう。消えちゃう私が持ってても無駄になるし。
時間になったから、もう行かなきゃ。 それじゃ、行ってきます。
―――この日記を読んだお兄ちゃんへ
だいすき!!