86 :
水先案名無い人:
病室には妹の苦しそうな吐息とうごごごご!!という呻きが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたしの名はネオエクスデス・・・」
ネオどころか、全く形変わってるのに。
「ネオエクスデスか。・・・・・・全ての存在を無に返すのか?」
「うん。」
ちょっと考え込んだ妹は、カッと目を見開いてこう答えた。
「永遠に!!!」
ちょwwwwおまwwwwwwww無とはいったいwwwwwwwwwwwwwww