夢枕獏の文体のガイドライン

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452水先案名無い人
「ゲイだ――」
「何だと?」
「ハードゲイだよ。」
「―― ぬう。」
「俺があんたの付き人をするんだ。」
「―― 面白いね。」
「面白いだろう。」
馬鹿な――
郷は思っていた。
付き人だと?
お前――
お前自分の姿を鏡で見てみろ――
それは――
それは付き人どころか突き人になろうって格好じゃないか――


453水先案名無い人:2005/07/10(日) 12:16:09 ID:NtzQ16qJ0
ハードゲイは猛っていた。
この男を突きたい。
尻の穴を突き通して犯したい――
きんたまでそう思う。
尿道でそう思う。
前立腺でそう思う。
カリでそう思う。
竿でそう思う。
玉でそう思う。
尿道口でそう思う。
裏筋でそう思う。
尿道隔部でそう思う。
陰毛でそう思う。
海綿体でそう思う。
包皮でそう思う。
亀頭の先でそう思う。
玉袋の皺の奥の奥のそのまた奥でそう思う。
ペニス全体でそう思う。
思っている。
ヒロミ郷を犯したい――
454水先案名無い人:2005/07/10(日) 12:17:00 ID:Wz8SRfZ40
>448-449
見事――


――そろそろ決着をつけよう。

ドアが音を立てている。
まるでつるつるしたもの巨大なものが、体をぶつけているかのような音だ。
――ドアを押し破ったところで俺を見つけられはしまい。

――いや、そんな。
あの手は何だ?
今のは何だったのだ?
窓に
窓の向こう側に――
455水先案名無い人:2005/07/10(日) 15:39:27 ID:GGSELSpvo
突き人ワロスwwwww
456水先案名無い人:2005/07/10(日) 15:52:58 ID:NtzQ16qJ0
何と言うゲイだ――
郷は内心舌を巻いていた。
普通男色が男を狙う際には、その気配を隠すものだ。
犯気を隠しに隠し――ここぞと言う時、その一時に獣を解き放つ。
しかし――
この男は違った。
猛り狂う股間を隠そうともしない。
激しい腰の動きを止めようともしない。
全身から獣性を放ち、なお付き人になろうというのである。
面白い。
面白いな。
こういう感覚は好きだな。
見ろ、俺を。
お前の圧力で、思わず頷いてしまっているじゃないか―――
これでは尻穴を広げて待っていると取られても仕方が無い。
全く――
全く何と言うゲイか。
漆黒のレザーが、艶やかだった。
457水先案名無い人:2005/07/10(日) 16:12:39 ID:NtzQ16qJ0
「いいんだね。付いちまっても。」
「仕方が無いね。頷いちまったんだから。」
「なああんた。バク天と喧嘩するつもりはないかい。」
「何だって?」
「大田の間抜け面を引っぱたいてやろうって言ってるんだよ。」
「――うむう。」
「田中の残ってる方の金玉を蹴り上げてやろうって気は無いのかい――」
「――正気で言ってるのかい。」
「何、振り付けや小道具は用意してある。あんたは好きなように俺のノリに着いて来てくれれば良い――もっとも、着いてこられればの話だがね。」
「良いのかい。好きにやっちゃって――」
「そうして欲しいんだよう。あとは俺がうまくPVにまとめるさ――」

「おきゃあっ!」
「ふおぅっ!」
ふたりの唇から、激しい気合いが迸った。
458水先案名無い人:2005/07/10(日) 23:40:40 ID:rrYRzUP2O
たまらぬ−−−たまらぬハードゲイであった

「たまらぬなぁ」
「たまりませんね」