「諸君 私は〜が好きだ」を貼って <12>

このエントリーをはてなブックマークに追加
664水先案名無い人
「『第二次スーパーロボット大戦α』でもっとも恐るべきユニットとは何か わかるかねイルイ」
「・・・・・・・鋼鉄ジーグ」
「そうだその通りだよ 我らが仲間鋼鉄ジーグだよイルイ
 ではなぜ鋼鉄ジーグはそれほどまでに恐ろしい?
 鋼鉄ジーグは弱点だらけだ
 LLサイズの敵を嫌い 命中率が高い敵を嫌い ヒミカの幻術は身を焼く
 ビッグシューターなしではマッハドリルを使えず 剣鉄也にしごかれ 獅子王凱に正体を教えてもらえず
 いくつかの必殺技は空中に向けては使えず 安息のねぐらは唯一ツビルドベースだけ
 それでも鋼鉄ジーグは無敵のユニットと呼ばれる
 イルイ 何故だかわかるかな」
「・・・・・・・ビッグシューターと共に戦う事?」
「それは決定的ではない」
「ジーグヘッドだけになっても戦い続ける事?」
「明らかに出番不足だ 出現話はバイタルネット作戦後の第30話に限られる」
「ジーグパーツを交換し 状況に応じた戦い方ができる?」
「それは確かに恐るべきことだ だが無敵か、とは少し違う
 もっともっともっともっと単純なことだ」
「・・・・・・・ネタになる?」
「そうだ 鋼鉄ジーグはとってもネタになるのだよ イルイ
 Sサイズによる攻撃力不足 前半では空を飛べない ビッグシューター以下の小隊攻撃力
 ジーグヘッド 古谷徹氏の声 悪い言葉遣い 悪役風のサイボーグ宙 etc etc
 しかし最も恐るべきはその純粋な笑いの暴力・・・『ネタ』だ
 プレイヤーの腹筋を軽々とぼろ雑巾の様に引きちぎる
 そしてたちの悪いことに鋼鉄ジーグはその力を自覚していない
 お笑い芸人としてでなく 彼の存在を持って笑いを行使する『裏ギャグ』だ
 鋼鉄ジーグの出撃は笑いを意味する
 いいかねイルイ 鋼鉄ジーグとは冷静さ無き
 敵を砕く『笑わせるためのマシン』なのだ これを最悪といわず何をいうのか」