魔王のガイドライン2

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782水先案名無い人
 こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのはだろう。
 それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父   「息子よ、ハァハァなぜ顔を隠すんだ(;´Д`) ハァハァ」
子   「お父さんの魔王が見える!。かんむりをかぶった長いのが!」
父   「さぁ息子よオトウサンといいことしようか(;´Д`) ハァハァ パパと呼んでもいいぞ。」
魔王 「父親よ、それは流石にまずいと思うぞ。」
子  「お父さん、お父さん!そんなことより。魔王がお父さんに何か言うよ。」
父  「落ち着きなさい!初めてで緊張するのはわかるが嘘は良く無い」
魔王 「それでも親か お前は。」
子 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところに魔王の娘が!」
父 「見えるよ。だが、あいつのブツは古いしだれ柳の幹だよ。お父さんの冠被ったので遊ぼう。な!ハァハァ」
魔王「お前は見えてない、私のは大木だよ。」
子 「おとうさん、おとうさん!痛いよ!魔王とお父さんがぼくをひどい目にあわせる!」

 父親はうほっとして、馬を全力で走らせた。あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いでねじ込んだ・・・
 腕に抱えられた子はすでにその気だった。