魔王のガイドライン2

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499水先案名無い人
 こんな夜更けに、ホワイトハウスにパワードスーツを走らせるのは誰だろう。
 それは大統領と秘書だ。秘書はテンパッた大統領とバカ騒ぎをしている。

秘書  「Mr.プレジデント!!なぜ撃たないんですか!?」
大統領 「ジョディ!君には円盤が見えないのか?銀色で宙に浮いて、オレンジの光を放っている・・・」
秘書  「Oh!UFOなんてみたの初めて!ジョディ超感激!」
宇宙人 「かわいい地球人、一緒においで。面白い遊びをしよう。母星にはきれいな花が咲いているし、最新技術を私の会社がたくさん用意して待っているよ。」
大統領 「ジョディ!What this!?宇宙人が私になにか言ったぞ!?」
秘書  「Mr.プレジデント!落ち着いて下さい!きっと枯葉が風にざわめいているですよ。」
宇宙人「いい子だ、私と一緒に行こう。私の部族たちがもてなすよ。地球人をここちよくゆすぶり、踊り、歌うのだ。」
大統領 「ジョディ!ジョディ!見えるか!?あの黒いところにUFOの子供が!」
秘書 「もちろん見えてます!でもきっとあれは宇宙人の兵器ですよ!」
宇宙人「愛しているよ、坊や。お前の美しい姿がたまらない。力づくと言わず私たちと平和の道を歩もう!」
大統領「ジョディ!UFOが私に攻撃してきた!アメリカの正義を侵略するインベーダーを私がひどい目にあわせてやる!
     なぜなら!私は!アメリカ合衆国大統領だからだ!!!!
     レッツパーティィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!」

 宇宙人は蜂の巣にされて、UFOを全力で走らせた。あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで母星に着いた・・・
 腕に抱えられた子はすでに死んでいた。