こんな夜更けに、星とカードの中に金を走らせるのは誰だろう。
それはカイジと安藤と古畑だ。カイジはおびえる安藤と古畑をひしと抱きかかえている。
カイジ「安藤よ・・・なぜ顔を隠すのだっ・・・!」
安藤 「カイジさんには利根川が見えないの。参加者の前に立って、長い演説をしている・・・」
カイジ「あれは傀儡だっ・・・!」
利根川「Fuck You ぶち殺すぞ・・・ゴミめら・・・!面白い遊びをしよう・・・エスポワールには負け続けたやつらが
集まっているし、別室を私の部下がたくさん用意して待っている・・・」
古畑 「カイジさん、カイジさん!きこえないの。利根川がぼくになにかいうよ。」
カイジ「落ち着けっ・・・!大人の都合に乗せようとしているだけだっ・・・!」
北見 「話にならねえっ・・・!この典型的ぶっちぎれヤローがっ・・・!
オレの仲間たちがもてなすぜっ・・・お前にここちよく勝ち、星を奪い、上へ行くのだ・・・」
安藤 「カイジさん、カイジさん!見えないの、あの暗いところに北見の仲間が!」
カイジ「見えるっ・・・!だが、何が奇数であるかは・・・もう明白・・・!」
船井 「出てこいっ・・・!「X」・・・!おどれの美しい作戦がたまらないっ・・・!生き残る分の星をやろうっ・・・!」
古畑 「カイジさん、カイジさん!船井がぼくらをはめてくる!船井がぼくらをひどい目にあわせる!」
カイジはぎょっとして、勝負を全力で終わらせた。涙を流す安藤と古畑を信頼し、やっとの思いで別室に着いた・・・
脱落者に囲まれた安藤と古畑はすでに星を売っていた。