魔王のガイドライン2

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225水先案名無い人
牛島 「加藤よ、なぜ顔を隠すのだ」
加藤  「監督には大魔神が見えないの。帽子をかぶって、エノカナに入れ込んでいる・・・」
牛島   「大魔神は大リーグ帰りのピッチャーだ・・・」
大魔神 「かわいい加藤、交代しよう。面白い炎上をしよう。夜空にはきれいな花火が咲き乱れるし、
     ファンの笑顔を私の炎上がたくさん用意して待っているよ。」
加藤  「監督!監督!きこえないの。大魔神がぼくになにかいうよ。」
牛島  「落ち着きなさい、メジャーへいったデニーがわめいているだけだよ。」
大魔神 「いい子だ、私と交代しよう。相川のリードがもてなすよ。試合をおもしろくゆすぶり、炎上し、破壊するのだ。」
加藤   「監督、監督!見えないの、大魔神のフォークは全然落ちないんだよ!」
牛島 「見えるよ。だが、大魔神には6億も払ってるんだ。」
大魔神 「愛しているよ、加藤。お前の好投している姿がたまらない。力づくでも炎上させる!」
加藤   「監督、監督!大魔神が試合を炎上させる!大魔神がぼくをひどい目にあわせる!」
 
 牛島はぎょっとして、野村を全力で準備させた。あえぐ加藤を両腕に抱え、やっとの思いで試合を終わらせた・・・
 加藤にはすでに勝ち投手の権利はなかった。