【ソニー】SonyGatekeeperのガイドライン【工作員】

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648見やすく、全文を人力OCR その1
「それがPSPの仕様だ」
久多良木SCE社長、ゲーム機不具合騒動を一蹴


 「これが、私が考えたデザインだ。
使い勝手についていろいろ言う人もいるかもしれない。
それは対応するゲームソフトを作る会社や購入者が、この使用にあわせてもらうしかない」
こう話すのはソニー・コンピュータエンターテインメント(SCE)の久多良木健社長だ。
彼が言うのは昨年12月12日に発売し、爆発的な人気を博す同社初の携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」だ。l
あまりの話題性から品薄状態が続いている。
 ソニーのゲーム事業と言えば2004年3月期までの3期、連結営業利益の6割超を稼ぐグループの柱。
2003年「ソニーショック」と呼ばれたエレクトロニクス事業の業績悪化の聞きもゲームが救った。
そのゲーム機の約5年ぶりの戦略商品としてPSPは発売された、おのずと内外から注目も高まる。

金型による不具合は修理
 ところが、品薄の次に話題になったのが、PSPに各種の不具合があるとの指摘だった。
インターネット上では、内容の審議は別としてPSPの不具合に関するサイトが数多くある。一部週刊誌も取り上げた。
 PSPの不具合と指摘されている現象のうち本誌もその1つを体験した。
独自入手したPSPで、液晶画面の右側にある4つの操作ボタンのうち画面に近い左側のボタンを押してもゲームの主人公が動かない時がある。
取材した高校生は、これではゲームを楽しめないと不満を訴えた。スピード感が大切な格闘技ゲームなどっでは素早い攻撃ができず負けてしまう。
最初はボタンを押せても、やがてボタンがゲーム機に埋もれて元に戻らなくなることもある。
 SCEもボタンが戻らない点については不具合と認めている。
一部の金型に問題があり、ボタン穴が本来の位置からズレてしまった前面カバーが紛れ込んだ結果だ。
これにはSCEは修理に応じている。ボタンに関するこれらの不具合で、既に販売台数の0.6%相当を修理した。
問題の金具を特定し、対応済みというのがSCEの見解だ。
 一方、ボタンを押しても画面が時に反応しない点に関してはSCEは不具合ではないと説明する。
ボタンの位置は左右対称なのに、本体内部でボタンが押されたことを検知する部分の位置は非対称だ(下の写真)。
<□印ボタンだけは真下に検知部分がない>