問い詰めのガイドライン

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358水先案名無い人
こまっちゃんにとって、仕事はなんなのよっ!! ねえ? こまっちゃんにとって、仕事はなんなの……単なる、暇つぶしなの?
ねぇ、教えてよ!! こまっちゃんにとって、仕事はなんなの!? こまっちゃん、こまっちゃんの方から、率先して仕事をしてくれたことないじゃないっ!!こまっちゃんの方から、仕事を抱え込んでくれたことないじゃないっ!!
わたし、こまっちゃんにいっぱい、仕事を託そうとしたのに……。それでもこまっちゃんは気付いてくれなくて……。あの花映塚でのことは、精一杯の仕事だったんだよ……
なのに、こまっちゃんは仕事をしてくれなかった……。わたし、怖くなった。
もしかして、こまっちゃんは、仕事のことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。わたしは、だから怖くなった。『お疲れ様』って一言を、こまっちゃんに言えなくなった。だって、疲れてないもんっ!!
わたしの気持ちは、子供の時から変わってない。だけど、こまっちゃんの気持ちは、わたしにはわからなかった。
わたしは、こまっちゃんの昔の事とか知らない。だから、こまっちゃんには新しい仕事を任せようって、わたし、必死だった。わたしも説教臭いわたしじゃなくて、面倒見のある上司になろうって必死だった。こまっちゃんが進んで働きたくなるような職場にしたいって思った
でも、どんなに頑張っても、こまっちゃんが仕事をどう思っているのかわからなかった……。わたし、こんなにこまっちゃんのことを信頼してるのに……
もしかしたら、わたしのこの想いは、こまっちゃんにとって迷惑なものなのかもしれない。そんな風に、わたしは考えるようになってきた。だから、やっぱりわたしはこまっちゃんをリストラしようと思った
こまっちゃんにとって、仕事ってなんなのか……。それを考えるだけで、怖かったから。リストラすれば、こんな想いをしなくてもすむと思ったから……
わたし、リストラしようと思った……。わたし、このままでもいいと思ったのに……
でも、沢山の人が死んで、わたしは本当に忙しくなって……。そしたら、このままじゃ死ぬっていう気持ちが湧いてきて……っ
そして、やっぱりわたしは、こまっちゃんのことが忘れられないんだって思ったの。思いが抑えられなくなってきちゃって……っ
だってこまっちゃんは、やればできるんだもの……。ずっと、ずっとわたしより器用なんだもの……
359水先案名無い人:2006/01/16(月) 01:29:28 ID:KLGFM1Tj0
わたしは……わたしは……っ。こまっちゃんのこと、わたし、子供の頃から大好きだった。だから子供の頃、こまっちゃんと別れるって聞いたとき、すっごく泣いたんだよ。すっごく泣いたんだから……っ
でも、こまっちゃんとは笑顔でお別れしたいと思って。好きだったから、こまっちゃんにわたしの笑顔を覚えていて欲しかった。そして、いつかまた、こまっちゃんに会えるって思って……
だからわたしは、こまっちゃんと別れるあの時、精一杯の勇気を振り絞ったんだよ。一緒に仕事しようって約束したよね。わたしにとっては、あれは精一杯の勇気だった
もしかしたら、こまっちゃんともう会うことはないかもしれない。でも、わたしはそうしてもこまっちゃんが好きだった……。こまっちゃんという優秀な人材を手放したくなかった……っ。だから、約束をしたんだよ。
あれは、こまっちゃんにとって、ささいな約束だったのかもしれないけど……。わたしにとっては、とても大切な約束だったの……っ
たとえ離れてもこまっちゃんとの関係を、唯一、繋げてくれる約束だったから……っ。こまっちゃんがあの約束を受け入れてくれた時、わたしは本当に嬉しかった。だから笑顔で別れられたんだよ……っ
でも……。本当に長かった……。こまっちゃんとの再会までの時間は、わたしにとっては本当に長かった……。わたしは、一生懸命閻魔の勉強し続けた。いつか、こまっちゃんと仕事ができるんじゃないか、って……
でも、年を経るにつれて、こんなことをしても、意味がないんじゃないかって思えてきた……。だって、こんな大勢の人がいる世界で、こまっちゃんに再開するなんてありえないもの……っ
それでも、わたしは閻魔を目指すしかなかった……。あの約束にすがるしかなかった。わたしにとっての、こまっちゃんとの接点。それは、この閻魔と、あの約束しかなかったから……っ
360水先案名無い人:2006/01/16(月) 01:30:35 ID:KLGFM1Tj0
そして、新規配属のとき……、この幻想郷に配属された時……。わたしの願いが、ようやく届いた……
夕暮れの丘で……。こまっちゃんが立っていた……。こまっちゃんは最初、わたしのことがわからなかったみたいだけど……
わたしには、すぐにわかった。心臓が張り裂けそうだった。心が……飛び出しそうだった。
そして、これが最後のチャンスなんだって思った。神様がくれた、最後のチャンスなんだって。わたしの気持ちをこまっちゃんに伝える、神様からの最後のチャンスなんだ、って……っ
だけど、こまっちゃんは、昔と一緒で、わたしの想いには全く気付いてくれなかった。だからわたしは、こまっちゃんに行動で知らせようと思った。わたしの想いを……
でもこまっちゃんにとって、仕事はいつまでも、てきとーなままだった。わたしにとっては、精一杯の勤務だったのに……。こまっちゃんはわたしのそんな忙しさに、気付いてくれなかった……っ
だから、わたしは怖くなったの……。もしかしたら、仕事のことを、こまっちゃんはなんとも思ってないんじゃないか……。だから、最後の賭けだった……っ
浜辺での会議……。でもこまっちゃんはやっぱり、何もわたしに、示してくれなかった……
わたし、本当に怖くなって……。こまっちゃんの気持ちが、わからなくなって。だから、リストラでいいと思った……
でも、たくさん人が死んじゃって……
361水先案名無い人:2006/01/16(月) 01:32:37 ID:KLGFM1Tj0
……わたしにだって、わかってた。こまっちゃんが、子供の時とは違うってこと。
でも、わたしには子供の時のこまっちゃんの思い出しかなかったんだもんっ。橘くんと紫光院さんみたいに、子供の時から今まで、ずっと一緒にいられたわけじゃなかったんだもんっ
こまっちゃんとの空白との時間……。それを取り戻そうと、わたしは必死だったんだよっ
そして、わたしも変わろうと必死だった。過去のわたしじゃなく、あたらしいわたしになろうと必死だった
そうすれば、こまっちゃんはちゃんと仕事をしてくれるんじゃないか……。幼なじみのわたしじゃなくて、新しいわたしなら。こまっちゃんは真面目に仕事してくれるんじゃないか、って思ったの……っ
だから、模様替えだってしたんだよっ。わたしも、変わろうって……っ。昔のわたしじゃなくて、新しい自分に変わろうって
だけど、それでもこまっちゃんは仕事をしてくれなかった……っ。こまっちゃんは最後まで、仕事をしてくれなかった……っ
嫌いなら嫌いって、はっきり言ってよ……っ!! 仕事をする気のあるそぶりを見せないでよっ!! 今、ここで、仕事を真面目にやるのか、答えてよぉ……っ
そうしないとわたし、こまっちゃんのこと、いつまでも雇い続けちゃうじゃない……っ!! 苦しいんだから……っ!! 雇い続けているのは、とっても単価的に苦しいんだから……!!