赤の結末編

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いや、風呂場でさ、本を読んでたんだよ。
そしたら、突然凄い音がして、オレンジ色の光がスーっと裏の畑に落ちていった。
着の身着のままで駆けつけたらさ、なんだか丸い乗り物(?)が落ちてたんだ。
それで、壊れた乗り物の割れた隙間から、なんだか銀色のものが見えたんだ。
何かって?決まってるだろ、宇宙人さ。
銀色なのが肌なのか、服なのかもわからなかったんだけど、
動かなくなってたからさ、てっきり死んでるんだと思って近づいたんだ。
そしたら、宇宙人のやつ、いきなり起き上がって俺に向かってわけのわからない言葉で叫んだんだよ。
俺、こわくなってさ、つい、自分がもってた日本刀で宇宙人を切っちゃったんだ。
そしたら、宇宙人の血がブワッと吹き出して、俺にいっぱいかかったんだ。
緑色の血でさ、むっちゃくちゃ臭いの。もう、耐えらんない凄さなんだよ。
急いで洗い落とそうと思ってさ、畑のスプリンクラーへ走っていったんだ。
だけどさ、走ってる途中でなんだか後ろから不気味な視線を感じるんだよ。
それで振り返ったらさ、いっぱい宇宙人がいるんだよ。
それこそ100人くらいはいたんじゃないかな。
それでもう怖くなっちゃって、臭いのなんか忘れちゃったよ。とにかく走って逃げたんだ。
宇宙人は走るのが遅くてさ、俺がかなりのんびり歩く半分くらいの速さかな。
だけど、それでも視界に見えるうちは怖くて怖くて、とても止まれないんだ。
21:04/10/02 23:42:13 ID:ANCSapFG
森の入り口あたりまで走ってようやく宇宙人が見えなくなって、
これからどうしようと思った瞬間に、目の前を赤い光が通り過ぎて、
爆音が聞こえたんだ。
それで、光が通り過ぎた方をみたら、今度は赤い円盤が飛んでて、
その窓から、宇宙人が見てるんだ。そのとき思ったね。
「あぁ、仲間を呼びやがった!俺はもう終わりだ」
だけどさ、違ったんだ。
良く見ると、赤い円盤に乗ってるやつと、落ちた円盤に乗ってたやつとは微妙に違うんだよ。
しかもさ、てっきり俺を襲ってきたと思った赤い円盤が、さっき俺がいた方向へとすぐに飛んでいっちゃったんだ。
なんだか光線みたいなのを出しながら。
つまりさ、2種類の宇宙人が互いに争ってたんだな。
それがわかって安心したら、さっきかぶっちゃった宇宙人の血の臭さがまた気になってきてさ、
今度こそ洗い流そうと思ったんだけど、畑の方はもう戦場みたいに(っていうか戦場なんだけど)なってるし、
水があるようなところなんて無いんだ。
そのときに、森の中に泉があったことを思い出してさ、森の中へ入っていったんだ。
3水先案名無い人:04/10/02 23:43:11 ID:yKm4LzaG
あのさあ、わさビーフって知ってるだろ?わさビーフ。
ヤマヨシから出てるヤツだよ!そうそれ!牛の絵。
あれって高いじゃん?ていうか量少ないじゃん?
しかもビーフの味しなくね?な?だろ?
んで俺思ったんだけどさぁ、普通のうすしお買ってさ、自分でワサビつけりゃいいじゃん?
俺いつもそれだぜ。
ってか俺くらいの上級者になるとワサビマヨネーズだけどな。
41:04/10/02 23:43:26 ID:ANCSapFG
でも、泉の場所がはっきり思い出せなくて、結構うろうろしたんだ。
子供の頃はよく森の奥まで遊びに言ってたりしてたから、
どこに何の木があるかまで知ってたんだけど、10年も経つと森なんて変わっちゃうしな。
「もしかしたら、もう泉なんてなくなってるかもしれない。」と思い始めたときだ。
なんだか、ちょっとむこうでガサガサって音がしたんだ。
つい、「また宇宙人か?」って警戒したんだけど、宇宙人じゃなかった。
でも、ヤバさでは宇宙人と同レベルかな。熊だったよ。
いや、そいつは小熊だったんだけどさ、やっぱ小熊がいるところには親だっているでしょ。
そう思って更に警戒してたらさ、やっぱいるんだよ。親熊が。それでさ、逃げようと思ったんだけど、
今度は足がすくんじゃって逃げれねーの、
そしたらその熊が、「お嬢さん、お逃げなさい」っていうんだ。
どういう意味なのか図りかねたんだけど、まぁ、逃げなさいっていうもんは逃げようと思ったんだ。
だけど、やっぱいったん足がすくんじゃうとさ、もううごかねーの。
だけど、そのうちに熊が近づいてきて、手が触れるくらいまでの距離しかなくなっってさ、
さっき逃げなさいって言っておきながら襲ってきたんだよ。前足を振り上げてさ、
今まさに振り下ろそうというときになってもまだ俺の足は動いてくれなかった。
そのあとどうなったかって?いや、そのときは運が良かったよ。
(いや、あとから考えれば悪かったんだが)
偶然通りかかった猟師がその熊を撃ってくれたんだ。
ダーンって銃声がしたときには何が起こったのか良くわからないままに熊が倒れたんだ。
一撃だよ!?20メートルくらいの距離があったんだけど、熊の眉間に直撃してた。
51:04/10/02 23:44:27 ID:ANCSapFG
猟師ってさ、なんだか無骨なオッサンがやってるイメージがあるじゃない?
でも、その猟師は結構な男前だった。
それでさ、その猟師に、これも何かの縁だっつーことで家に招待してくれたんだ。
まぁ、猟師だけにそんなにりっぱな家じゃなくて、。
というか、小屋みたいな家だった。
それでハーブティーと茶菓子を出してくれたんだけど、すげぇ美味いんだよ。
しかも、その猟師はずっと一人で暮らしてるはずなのに話がうまくてさ、
ついつい時間を忘れてて、気がついたら、もう日が暮れてたんだ。
そしたら、今日はもう泊まってけって話になってさ、
夜が明けたら森の入り口まで送ってくれるってんで厚意に甘える事にしたんだ。
どうやら思ってたよりもずっと奥まで来てたみたいで、森を抜けるのに2時間くらいかかるって言われたんだ。
で、その日は猟師の家に泊まったわけだけど、寝具もなぜか結構こぎれいな上等品で、
ふかふかなんだよ。結構快適だし、疲れてたのもあってすぐに寝ちゃったんだ。
6水先案名無い人:04/10/02 23:45:13 ID:6FQH5j1P


71:04/10/02 23:45:59 ID:ANCSapFG
でもさ、他人の家ってなんだか落ち着かないじゃん。
そのせいかな、結構疲れてるはずなのに、深夜に目がさめたんだよ。
時計がなかったけど、窓から見える月の具合からして2時かそこらぐらいだったと思う。
すぐよこで寝てたはずの猟師がいなくなってて、辺りを見まわしてみると、
隣の部屋との境に或るドアの隙間から赤い光が漏れていた。
不自然な色の光が気になったが、猟師がこっそりとやっているのだ。
知られたくないことなんだろうと解釈し、無視して再び眠ろうと努めたのだが…。
一度気に掛かるとなかなか無視できるものではない。
ドアの隙間からのぞいてみようかとベッドの中で決心し、
起き上がろうとしたその瞬間に、赤い光は消え、猟師がドアを開けて出てきた。
そして、眠ったフリをしている私の顔を覗き込んだ。
眠っているかどうかを確認したのだろう。
そして猟師はベッドに入った。
数分の後、猟師は寝息を立て始めた。
先ほどの光が気になって仕方が無い私は、
更に1時間ほど待って猟師が完全に眠りにつく頃に、
先ほど光が漏れてきていたドアを開けて、中に入っていった。
明かりのスイッチがどこにあるか分からない私は、しばらく手探りでゆっくりと歩いて入っていったが、
思いのほか広く、何も無い部屋であるらしく、手には何も触れなかった。
しばらくして目がなれてくると、見えたのは、大量の宇宙人であった。
いや、宇宙人がいたわけではない。宇宙人の写真だ。
壁一面にはられた宇宙人の写真。その瞬間、私の背中に固いものがおしつけられた。
「やはりスパイか」そう言ったのは猟師だ。
どういうわけか猟師は私のことをスパイだと思っているらしい。
それが大量の宇宙人の写真と関係があるのだろうか。
次の瞬間に私の腹部に強い痛みが走った。
私の背中に押し付けられていた銃の引き金を引いたのだ。
悶えることさえできない激痛。意識が遠くなる…。あの熊が言ってたのはこのことだったのか…。

バッドエンド 〜赤の結末〜
8水先案名無い人:04/10/02 23:48:37 ID:xDw0LNPi
おい
つまらん
9水先案名無い人:04/10/02 23:49:52 ID:AhaZKNpb
>>8
同意。長い割になぁ。
10水先案名無い人:04/10/02 23:57:56 ID:/jGUzVUp
元ネタはなぁに?
11水先案名無い人:04/10/02 23:58:24 ID:AhaZKNpb
>>10
ない
12水先案名無い人:04/10/03 01:26:52 ID:YHXYJtqN
稲川風に改変してみて。ワサビーフ込みで。
13水先案名無い人:04/10/03 14:47:02 ID:azHM/uRb
>>3は面白かった
14水先案名無い人:04/10/04 05:40:31 ID:89QggMLW
ビーフ分はどうした
15水先案名無い人:04/10/09 06:53:04 ID:l5DHrBsZ
むやみにageてみるテスト
16水先案名無い人:04/10/09 08:51:33 ID:KyxEWE0h
わさビーフのガイドライン
171:04/10/09 21:55:52 ID:l5DHrBsZ
目覚めたとき、目にしたのは真っ白い天井だった。
私はベッドに寝かされていた。
真新しい白いシーツのベッドが心地よかった。
壁や床さえも真っ白な部屋で、窓から見える空は快晴だった。
猟師に撃たれたことを思い出した私はここが病院なのだろうと判断した。
しかし私はベッドに固定され、点滴のチューブやらなにやらわからない線が無数に取り付けられており、なにより体を起こす力が全くなかった。
自分の状態を十分に確かめることも、ここがどこなのかを確かめることもできなかった。
病院ならばナースコールのボタンがどこかにあるだろうと思ったが、見える範囲にそのようなものは見つからなかった。
私はそのままじっとしている他になすすべがなかった。

私の意識が戻ってから4時間ばかり過ぎたころだろうか。
窓の外は暗くなりかけて夕日に染まった雲がとても美しく映えていた。
自然の情景にこころを奪われることは初めてだった。
そんな自分に心の中で苦笑した。
そのとき、部屋のドアが開き、看護士の姿をした人物が入ってきた。
聞いてみるとここは確かに病院だそうだ。
ただ、その病院の名前は聞いたことがなかった。
場所を尋ねても明確な答えを返してはくれなかった。
その看護士は私につながれた機器のチェックや点滴の交換を済ませるとさっさと出て行ってしまった。
私に情報を与えてはいけないような理由でもあるのだろうか。
部屋の中には時計さえもなく、機器類の表示は私には見えない位置に配置されている。
何らかの薬物でも投与されているのか、明確な思考ができない。
18水先案名無い人:04/10/09 22:17:13 ID:9dWRQ5Xk
新ネタですか?
19水先案名無い人:04/10/10 09:34:16 ID:osm3ZgmD
ここはお前の落書き帖じゃねぇんだ
オナニー小説ならノートの隅にでも書いておけ。な!
20水先案名無い人
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創作文芸
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