ヤダヤダ！のガイドライン　ヤダ×9

理想主義者の一部、要約

真剣勝負かどうかを決めるのはやる側ではなく見る側だって。
総合にもルールがあるんだし、ルールをなくせばそれは街の喧嘩と代らない。
そんな物を見たがる人はいないと言っている。
プロレスを素直に受けいれられないのは一般の人では経験できない事が多すぎるから、
それは真後ろに倒れたり頭上から人間が落ちてきたり、非現実的で実感がわかないからで
プロレスに興味があるけど真剣勝負か否かに拘ってる人は
実際に観てもらえればノアのプロレスは真剣勝負だとわかってもらえるはずだって。

三沢「なんでもありで負けたプロレスラーのなかにも、『一生懸命やったな。
　　　勝たせてあげたかったな』という選手がいるわけじゃないですか。
　　　ファン、マスコミに対しても、『そこまで、負けた選手を馬鹿にするか』
　　　って思いがありますよ。ルールにしてもそうですよ。プロレスラーと
　　　柔術の選手が闘うとする。柔術の選手に殴ることを認めて、あとは
　　　プロレスのルールでやる。それでやっとフィフティーフィフティーに
　　　なるんじゃないんですか。だから、ヒクソンとやるかどうかは、ヒクソン
　　　のドロップキックを見てから決める（笑）」

「九州喧嘩秘話」　　　船出　三沢光晴自伝より


俺はサイン会の打ち上げで、ファンの人たちや関係者と飯を食いに行ったんです。
素顔でいたんだけど、その店が気を遣って「タイガーマスク御一行様」なんて看板を出してくれちゃってったんですよ。
それがいけなかった。
ちょうど、俺たちの隣の席で、そぼ筋の人たちが宴会をやっててね。
その中の一人が、「おおっ、サインしろや」とか言いながら、
ファンを無理やり押し退けるようにして、向かってきたんですよ。
俺はその時点でプチッと切れてしまった。
すると向こうが、「何だその目は？」とつっ掛かってきたんで、俺がパッと立ち上がったら、
椅子が後ろにぶっ飛んで、もう臨戦態勢ですよ。

秋田からこんなもんで許してやるよ