コマンドーのガイドライン

3days　 -満ちてゆくコマンドーの彼方で-

紅葉した木々と澄んだ空気に包まれはじめた中南米バル・ベルデ。
市内の学園に通う「ジョン・メイトリクス（アーノルド・シュワルツェネッガー）」は、幼なじみである「シンディ（レイ・ドーン・チョン）」と、
代わり映えはしないが平穏で居心地のいい生活を送っていた。
あからさまなほどに好意を寄せているシンディに対し、幼なじみ同士の気恥ずかしさ故か、態度を決めかねているメイトリクス。
そんな『友だち以上、お荷物未満』の２人の関係、そして平穏な街に変化をもたらす事件が起こってしまう。
２人の通う綾篠学園で有名な将軍、「カービィ将軍（ジェームズ・オルスン）」が遺体となって発見されたのだ。
学園内はこの事件の噂で持ちきりになり、様々な憶測が飛び交う。
その中には将軍の身体がバラバラに刻まれていたとか、コックのライバックが夜な夜なバル・ベルデをウロついているとかいう、
半ば怪談じみた話もあった。
上級生の将軍に密かな憧れを抱いていたメイトリクスも、強いショックを受け、また犯人に対して激しい怒りを覚える。
シンディの心配をよそに、事件にのめり込んでいくメイトリクス。
だが、元特殊部隊という立場では力が及ばないところが多く、蒸気抜きすらままならない有様だった。
そんな不安と焦燥に駆られる２人に追い討ちをかけるかの如く、同級生の１人が飛び降り自殺をする。
２人は、偶然にも「その瞬間」を目撃してしまうのだった。
糸口すら掴めぬまま、蒸気が蔓延する世界に投げ込まれた２人。
そんな非日常の中で、メイトリクスはようやく、シンディの深い愛情に気付きはじめる。
やがて２人は互いを求め、肉体的にも繋がることを望むが……

愛し合う２人の前に現れる黒衣の男ベネット（ヴァーノン・ウェルズ）
鋭利な刃物で喉を一突きにされるメイトリクス。
死の闇に沈んでいくメイトリクスの眼に最後に映ったものは、生きながらに蒸気抜きされていくシンディの姿だった……
激しい憎悪と絶望の中、途絶える意識。
次に目覚めたメイトリクスの前に広がっていたのは、あの代わり映えのしない第３次世界大戦だった……
「……夢を……見ていた……ような気がする……」
「とても……とても嫌な夢を……」
超人的活躍の記憶すら消えてしまったメイトリクス。
何もかもが「蒸気抜きされる３日前の朝」に戻ってしまっていた。
繰り返される第３次世界大戦。
だが……メイトリクスは漠然とした超人的不安と4連ロケットランチャー だけを頼りに、「あの３日間」とは違う一歩を踏み出しはじめる……


ジャンル 無限蒸気コマンディングサスペンスＡＶＧ
プロデューサー マーク・Ｌ・レスター監督

ｴﾛｹﾞネタは駄目ですかそうですか