民明書房刊 究極なる奥義のガイドライン

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68水先案名無い人
蛇巣楽(じゃすらく)


古代中国、元に支配されていたころ、人民はあらゆる娯楽を抑制されていた。
ある男が酒場で歌を歌っていると政府の者が現れ「貴様は演奏する許可を持っていない」
などと言われ連れ去られてしまった。その際に男は「蛇巣楽」(蛇の巣のように危険なところだがこの世の中を楽しもうじゃないか)と言った。それから、人民は政府に連れ去られる
度に「蛇巣楽」「蛇巣楽」と言う習慣が付いていった。それを政府の人間が引用し、
無許可で歌を歌ったり楽器を演奏したりした人民を連れ去る際に「蛇巣楽?」と
馬鹿にして言うようになった。これは元が滅ぶまで続いたという。
ただ、元滅亡後も政府の人間は日本に逃げ延び、蛇巣楽が再燃の兆しにある
と一部の学者の間で言われているが真偽は不明である。
  

                        民明書房刊 「現代音楽と古代中国」より