オーストラリア代表のガイドライン

オーストラリアのとある倉庫で黙々と荷物を積み上げる漢達。

ドンッ!!チャリーン!!
「おっとごめんよ、ん？何か落ちたぞ、小銭にしちゃ、やけに激しい金属音だな」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「おい、ちょっと待てよ。これ、本物の銀じゃねえか！」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。そう、俺はオリンピックに出たんだ」
「オリンピック？　冗談よしてくれ。あれは選びぬかれたスポーツエリートだけが出られる大会だろうが。
キンちゃんみたいに一日中ダンボールと格闘してる奴がどうやってオリンピックに出るんだ？」
「それもそうだよな、ハハハ。」
「わははは」

しかし、エアーズロックの如き積み上げられた荷物を見つめる青い瞳には、ある一日の光景が焼きついていた。
ありあまる資金で高級ホテルに泊り、薄ら笑いを浮かべながら会場に現れる東洋人の球団。
彼らのほとんどが一年で100万ドル以上を稼ぐプロの選手だという。

若いオージー達は燃えた。そして、全力で立ち向かい、ぎりぎりの勝利を掴みとったのだ。
たいていの人間が野球というものを知らないこの国では、誰も彼らを賞賛しなかった。
しかし、胸の奥で今も燃え続ける小さな誇りとともに。

今日も彼はバットを振り続ける。

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃｨﾝｺｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

「ところで相棒、バックミラーにかかってるこの銀色のメダルは何なんだ？」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「おい、ちょっと待てよ。これ、本物の銀じゃねえか！」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。そう、俺はオリンピックに出たんだ」
「オリンピック？　冗談よしてくれ。あれは選びぬかれたスポーツエリートだけが出られる大会だろうが。
お前みたいに一日中トラック転がしてる奴がどうやってオリンピックに出るんだ？」
「それもそうだよな、ハハハ。」
「わははは」
しかし、遠い地平線を見る運転手の青い瞳には、ある一日の光景が焼きついていた。ありあまる資金で
高級ホテルに泊り、薄ら笑いを浮かべながら会場に現れる東洋人の球団。
彼らのほとんどが一年で百万ドル以上を稼ぐプロの選手だという。
若いオージー達は燃えた。そして、全力で立ち向かい、ぎりぎりの勝利を掴みとったのだ。
たいていの人間が野球というものを知らないこの国では、誰も彼らを賞賛しなかった。
しかし、胸の奥で今も燃え続ける小さな誇りとともに。今日も彼はハンドルを握り続ける。

(･∀･)ﾃﾞｨﾝｺﾞｰ!!

オーストラリアのリゾート地にあるパン屋の店内。
「ところで店長、壁に飾ってあるあの銀色のメダルは何なんですか？」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「え、ちょっと待ってください。これ、本物の銀じゃないですか！」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。
そう、俺はオリンピックに出たんだ」
「オリンピック？　また冗談ばかり。
あれは選びぬかれたスポーツエリートだけが出られる大会ですよ。
店長みたいに一日中パン焼いてる人がどうやってオリンピックに出るんですか？」
「それもそうだよな、ハハハ。」
「ははは」
　しかし、遠い地平線を見るパン職人の青い瞳には、
ある一日の光景が焼きついていた。
ありあまる資金で高級ホテルに泊り、
薄ら笑いを浮かべながら会場に現れる東洋人のチーム。
彼らのほとんどが一年で５０万ドル以上を稼ぐプロの選手だという。
若いオージー達は燃えた。そして、全力で立ち向かい、
ぎりぎりの勝利を掴みとったのだ。
たいていの人間が野球というものを知らないこの国では、
誰も彼らを賞賛しなかった。
しかしそれでもパンを焼き続ける・・
胸の奥で今も燃え続ける小さな誇りとともに。

　そう、、　今日も彼はパンを焼き続ける。

　オーストラリアの乾いた大地を疾走するトラックの車内。
「ところで相棒、バックミラーにかかってるこの銀色のメダルは何なんだ？」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「おい、ちょっと待てよ。これ、本物の銀じゃねえか！」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。知ってるか？オリンピックって」
「オリンピック？　冗談よしてくれ。あれは選びぬかれたスポーツエリートだけが出られる大会だろうが。お前みたいに一日中トラック転がしてる奴がどうやってオリンピックに出るんだ？」
「それもそうだよな、ハハハ。」
「わははは」
　しかし、遠い地平線を見る運転手の青い瞳には、ある一日の光景が焼きついていた。ありあまる資金で高級ホテルに泊り、薄ら笑いを浮かべながら会場に現れる東洋人の集団。彼らのほとんどが一年で百万ドル以上を稼ぐプロの選手だという。
　若いオージー達は燃えた。そして、全力で立ち向かい、ぎりぎりの勝利を掴みとったのだ。たいていの人間が野球というものを知らないこの国では、誰も彼らを賞賛しなかった。しかし、胸の奥で今も燃え続ける小さな誇りとともに。今日も彼はハンドルを握り続ける。

倉庫にて
「おい、このパレットはちゃんと元にもどしとけよ」
「へ〜い。あ、このダンボールは何ですか？」
「ああ、それか。今日ギリシャから届いた荷物だ」
「休暇ですか、いいですね〜」
「まぁ休暇みたいなもんだがな、試合にでてきたんだよ」
「へえ、なんの試合すか？」
「ベースボールだ」
「ベースボールって何？」
「まぁちょっとした球技だ。ほれ（ごそごそとダンボールの荷物をとりだして）メダルももらったんだぜ」
「へえ〜、すごいっすね〜。おれもメダルほしいなぁ」
「じゃぁ次の大会はお前もでてみるか？」
「いいっすね〜〜」

ある喫茶店の壁に誇らしげに飾られたメダル

客「マスター、あのメダル何？」
マスター「お、よくぞ聞いてくれました。こう見えても俺はスポーツマンなんだよ。大きな大会で勝ったのさ」
客「ハハハ、マスターそんな風に見えないのに〜おなかタプタプじゃん」
マスター「ガハハ、でも見ろよ、腕は結構太いだろ？ベースボールの大会で活躍したんだぜ」
客「ベースボール？そんなマイナー競技、大会開けるほどチーム集まるのｗ？」
マスター「まぁ全部で8チームの大会だったけどな」
客「あはは、ベースボールじゃそんなもんだよな。ビリでも8位入賞じゃん。あ、マスターおかわり」
マスター「あいよ〜」

　　　　　　　　　ズバーーーン！！

中村「くっ、なんという変化球！こいつ一体何者や！！」
ラリア投手「ワタシ、タダノ、パン屋サンデース」

　　　　　　　　　グワキィィィィン！！

小笠原「！？　ば、馬鹿な！この内野手のスーパーセーバーが球を見
切れないなんて！
　　　　　　この４番何者だッッ！！」

ラリア４番「オーウ！ワタシ、食品会社でヒラシャインヤッテマース！」

　　　　　　　　　キィーーーン　　　　　バシッ！

由伸「そんな馬鹿な！　巨人の天才とまで呼ばれたこの俺の球を受け取
るとは･･･プロかッ！？」
ラリア三「ノウ、ワタシ　電気会社でヤスゲッキュウでハタライテマース」

　　　　　　　　バシィィッッ！！　バシィィィッ！！

上原「素晴らしいリードだ･･･こ、この捕手、な、何者！？」
ラリア捕手「オレハ　キッサテンヲ　ケイエイシテルテンチョーデス　アソ
ビニキテネー」

2036年、あるオーストラリアの一般家庭での出来事。

TVで放送されるオリンピックの数々の競技に目を奪われ、画面を食い入るように見る少年の姿があった。
「おじいちゃん、オリンピックって凄いね、スポーツ選手ってカッコいいよねぇ」
孫の問いかけに対し、後ろのソファに座っていた老人が答える。
「ああ、スポーツは良いモンじゃぞ、富める者もそうでない者もフィールドに立てば、皆平等に競い合う事が出来る」
「いいなぁ・・・ボクも何か出来たら良いのになぁ」
そう語る少年は少し寂しげだった、彼は特に足が速いわけでも力があるわけでもなく、
地元のラグビーチームでも凡庸な１選手でしかなかったからだ。
「そうさのぉ・・・ワシの孫なら地肩は強いかもしれん・・・、どうじゃ、野球と言うスポーツがあるがやってみんかね」
「やきう？」
「そうじゃ、こう見えてもおじいちゃんは野球のピッチャーをやっていて大変強い外国のチームに勝った事もあるんじゃぞ」
「え〜、外国のチームと戦ったの？凄〜い、オリンピック選手みたいだね」
少年の言葉に祖父は少しはにかんだような苦笑を浮かべながら立ち上がった。
「そうじゃのぉ、道具はおまえのお父さんが子供の頃に使っていた物が・・・おお、あった、これじゃ」

数分後、祖父の教えを熱心に聞き、パン屋の前で壁に向かってボールを投げる少年の姿があった。

「あら、まぁアナタ見てくださいな、ジミーが義父さんと玉投げ遊びをやってるわ」
パン屋のカウンターの少年の母らしき女性が声をかけると、奥からパンを焼いていた夫が姿を現した。
「本当だ、あれは俺が昔使ってたミットだな。あの頃は親父に厳しく仕込まれたモンだった」
「もう、あの子ったら宿題はしたのかしら？スポーツするにしてももっとメジャーな物をやれば良いのに」
「まぁ、そう言うなよ。野球は親父にとって大事な物だし、ジミーは才能あるかも知れないよ」
「そうね、まぁしょうがないわね」
そう言って話す夫婦の視線の先には、彼らが焼いたパンの間に太陽の光を受けて誇らしげに輝く銀のメダルがあった。

私のおじいさんが教えてくれた初めてのスポーツ

それはベースボールで、私は4才でした。
そのスポーツはダイナミックでエキサイティングで、こんな素晴らしいスポーツを教えてもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私がおじいいちゃん。孫に教えてあげるのはもちろんベースボール。
なぜなら、



彼もまた、特別な存在だからです。

アテネ五輪野球日本代表を下したオージー代表の職業

１右　土木作業員
２中　電気会社勤務
３三　倉庫番
４左　食品会社勤務
５一　時間給労働者
６二　倉庫番
７遊　倉庫番
８捕　喫茶店経営
９投　ピッチャーパン屋さん

パン屋さんに完封負けｗｗ
パン屋さんに完封負けｗｗ
パン屋さんに完封負けｗｗ
パン屋さんに完封負けｗｗ
パン屋さんに完封負けｗｗ

>>24
実況のときからずっと貼ってあるけど、ソースってどこ？
ずっとぐぐってるんだけど見つからないのよ…

当分オーストラリアの牛肉は食わんぞ！

>>25
ねただろ。
普通にメジャーリーグの傘下の１A〜３Aクラスの選手いただろうし。

3Aじゃいざ知らず、1A，2Aじゃ、食ってくのに大変だからの副業でしょ。
メジャーリーガーでオフシーズンに
(こっちはあくまで趣味で)大工とか数学教師とか、
他スポーツ(アイスホッケーとか)やるのもいるし。

１Aと３Aってどっちがうえ？

3Pがうえ

>>29
sex

ミスった…>>31は>>30宛だった

>>25
>>122
http://www.olympics.com.au/athens/default.asp?pg=biography_page&spg=default&personid=669614&affiliateid=234

>Brendan Kingman（ブレンダン・キングマン）22,1B
>Occupation Storeman; Driver（職業：倉庫番、運転手）

ソース元はＡＯＣ

>>33
マジだったんだ・・・
野球好きじゃないけどさ、なんか悲しくなった
必死で弁護してる野球ファンが哀れすぎる
松屋でオーストラリア産の牛肉食ってくる　(　　)ﾉｼ

>>33
かっこいいな

>>24
五輪はＤＨ制だから９番ピッチャーなんてないよ。偽コピペだね
豪先発とオクスプリングはパドレスの３Ａ選手ですが何か？

で、>>1の初出ってどこ？
なんか素敵だもんで気になった。

>>21
ラリア捕手は元中日のニエベスですが何か？と釣られてみる

>>33
違うよ
Brendan KINGMAN

Occupation: Professional Baseball Player （職業：プロ野球選手）
Club: Brockton Rox, Brockton, Massachusetts, USA

PLAYING CAREER
Began his career in the United States of America with a four-year stint at the Florida Marlins organization
in 1992 before being signed to the Seattle Mariners club in 1998 for three seasons.

http://www.athens2004.com/en/ParticipantBiography?pid=1723639&rsc=BBM400201

なんでえ

だから季節によって職業が違うんでしょ
本人が野球選手だといえばそうだけど
稼いでる金額は野球以外のほうが多いでしょ

>>38
ディンゴじゃなかったか

★オーストラリアに２連敗した給料泥棒たちの年棒★
中村 紀洋（近）　　5億円 　　　　　　　黒田 博樹（広）　　1億2500万円
城島 健司（ダ）　　4億円 　　　　　　　清水 直行（ロ）　　1億400万円
小笠原 道大（公）　4億円 　　　　　　和田 毅（ダ）　　　　8000万円　
上原 浩治（巨）　　3億円 　　　　　　　金子 誠（公）　　　　7800万円
高橋 由伸（巨）　　3億円 　　　　　　　　石井 弘寿（ヤ）　　7000万円
谷 佳知（オ）　　　　2億7000万円 　　　石井 弘寿（ヤ）　　7000万円
小林 雅英（ロ）　　2億3000万円 　　　　木村 拓也（広）　　6300万円
三浦 大輔（横）　　2億2000万円 　　　　藤本 敦士（神）　　4600万円
松坂 大輔（西）　　2億円 　　　　　　　　　安藤 優也（神）　　4100万円
岩瀬 仁紀（中）　　2億円 　　　　　　　　村松 有人（オ）　　4100万円
福留 孝介（中）　　2億円 　　　　　　　　相川 亮二（横）　　2000万円
宮本 慎也（ヤ）　　1億8000万円 　　　　（長嶋、中畑、大野、高木）　データ無し
和田 一浩（西）　　1億7000万円 　　　　（スタッフの皆さん）　　　　　データ無し 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

合計　　【43億300万円】 　　　　　

★対するオーストラリア ★
倉庫番、食品会社勤務、食品会社勤務、喫茶店経営、時間給労働者、
土木作業員、電気会社勤務、電気会社勤務、建設作業員、日本で投手
ウィリアムスなど一部を除くと平均200-400万くらいか。

ディンゴだった

>>41
３Ａや２Ａなら野球だけで生活出来るんじゃないかなぁ
１Ａやアメリカ独立リーグ所属の選手はバイトが必要だろうが
本業は野球選手でしょう。

やっとちゃんとしたの見つけた

豪州代表
（二）フィングルソン：豪州リーグ(元台湾プロリーグ)
（中）ローンバーグ：レッドソックス３Ａ
（捕）ニルソン：ブレーブス３Ａ（元メジャー）
（三）Ｇ．ウィリアムス：ブルージェイズ３Ａ
（一）キングマン：豪州リーグ(元マリナーズ)
（指）ウティング：豪州リーグ
（右）ブライス：ホワイトソックス１Ａ
（左）ゴンザレス：元オリックス
（遊）バンビュイゼン：ドジャース２Ａ

（投）オクスプリング：パドレス３Ａ
（投）Ｊ．ウィリアムス：阪神
ディンゴは元中日ドラゴンズ

　　__
　／,.ｧ､＼
(　ﾉo o ) ）　　 空
　)ヽ ◎/(.　 　 気
（／.(･)(･)＼　. 嫁
（／|　x　|＼） !!
　 ／／＼＼
（／　　　＼）

捕手のニルソンはメジャーのオールスターにも出た
豪州野球のトップスター
2000年にはディンゴという登録名で中日にも来た。

日本戦で好投したオクスプリングを含む
何人かは３Ａ等に在籍しているが、
その他の選手はせいぜい１Ａ、独立リーグ、国内リーグ止まり。

勿論、野球だけでは食っていけないので
副業（というかコッチが本業か？）をしている選手が殆ど。

因みに豪州の野球人口は20万人程度。
国内ではマイナースポーツとしてまるで知られていない。

オーストラリアのとある倉庫で黙々と荷物を積み上げる漢達。

ドンッ!!チャリーン!!
「おっとごめんよ、ん？何か落ちたぞ、小銭にしちゃ、やけに激しい金属音だな」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「おい、ちょっと待てよ。これ、本物の銀じゃねえか！」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。そう、俺はオリンピックに出たんだ」
「オリンピック？　冗談よしてくれ。あれは選びぬかれたスポーツエリートだけが出られる大会だろうが。
キンちゃんみたいに一日中ダンボールと格闘してる奴がどうやってオリンピックに出るんだ？」
「それもそうだよな、ハハハ。」
「わははは」

しかし、エアーズロックの如き積み上げられた荷物を見つめる青い瞳には、ある一日の光景が焼きついていた。
ありあまる資金で高級ホテルに泊り、薄ら笑いを浮かべながら会場に現れる東洋人の球団。
彼らのほとんどが一年で100万ドル以上を稼ぐプロの選手だという。

若いオージー達は燃えた。そして、全力で立ち向かい、ぎりぎりの勝利を掴みとったのだ。
たいていの人間が野球というものを知らないこの国では、誰も彼らを賞賛しなかった。
しかし、胸の奥で今も燃え続ける小さな誇りとともに。

今日も彼はバットを振り続ける。

以上、ガイドライン板より
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1093530013/

ごめんなさい>>48は誤爆です。
コテさらして誤爆ってめちゃめちゃ恥ずかしいｗｗｗ

3Aが4人にNPBが1人
2Aが1人であとは1Aとアマチュア
3Aレベルのチームというより3A以下

そもそも3Ａだけで日本のプロ野球の選手の数より多いんだから
ピンからキリまでいるでしょ
オーストラリアの監督とコーチが本職はスカウトから考えて
メンバーの選定の段階から対日本を意識したチョイスだったのかも
それがほぼ同じレベルのカナダとの結果の違いかもしれない

カナダ代表の方がオーストラリアより豪華だったのに

カナダ代表
（三）オアー：ブレーブス３Ａ
（二）クラップ：ブルージェイズ３Ａ（元メジャー）
（遊）クラッセン：タイガース３Ａ（元メジャー）
（捕）ラフォーレ：デビルレイズ３Ａ（元メジャー）
（指）スチュワート：元メジャー
（中）スターン：ブレーブス２Ａ
（左）ウェア：パドレス２Ａ
（右）ラドマノビッチ：米独立リーグ（元メジャー）
（一）ベッツ：ヤンキース３Ａ

（投）ジョンソン：エキスポズ３Ａ（元メジャー）
（投）シヤー：エンゼルス３Ａ（元メジャー）
（投）ベッグ：ジャイアンツ２Ａ
（投）クシービッチ：ブリュワーズ１Ａ
（投）オギルトリー：ブルージェイズ２Ａ
（投）マイエット：レッズ３Ａ（元メジャー）

元メジャーの同窓会みたいだな

>>52
それでも平均すると2.7Aくらいか

数年前に巨人中日戦を見にいったとき
捕手の筈のディンゴがなぜか外野を守っていた。

でも負けるとは思わなかったね・・・・

オーストラリアの地方にある電気部品製造会社にて
今日も男達が事務作業にいそしんでいる


「ところで係長。ずっと気になってたんですが、このデスクに飾ってある銀色のメダルは何ですか？」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「ちょちょ、ちょっと待ってくださいよ。これ、本物の銀なんじゃないですか！？」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。そう俺はオリンピックに出場したことがあるんだ」
「オリンピック！？　冗談ですよね。あれは選びぬかれたトップアスリートだけが出られる大会ですよ。
係長みたいに入社以来一貫して事務畑を歩んでる、スポーツとは全く縁がなさそうな人がどうやってオリンピックに
出れるっていうんですか」
「それもそうだよな、ハハハ。」
「ははははは」
　
しかし、パーソナルコンピューターに向き合う事務員の青い瞳には、ある一日の光景が今も焼きついていた。

ありあまる資金で高級ホテルに泊り、薄ら笑いを浮かべながら会場に現れる東洋人の集団。
彼らのほとんどが一年で百万ドル以上を稼ぐプロの選手だという。

若いオージー達は燃えた。そして、全力で立ち向かい、ぎりぎりの勝利を掴みとったのだ。
たいていの人間が野球というものを知らないこの国では、誰も彼らを賞賛しなかった。

しかし、胸の奥で今も燃え続ける小さな誇りとともに
今日も彼は黙々と事務処理を進める。

｢一頭のﾗｲｵﾝに指揮された千頭の羊は一頭の
羊に指揮された千頭のﾗｲｵﾝを凌駕する｣を
ﾘｱﾙで体現した。

…この羊(一頭の方ね)八つ裂きにしたいのだが…

　京浜工業地帯の国道を走るトラックの車内。
「ところでノリさん、バックミラーにかかってるこの銅メダルみたいなのはなんすっか？」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「あー、ちょっと待てくださいよ。これ、本物の銅メダルじゃないすっか！」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。そう、俺はオ
リンピックに出たんだ」
「オリンピック？　どういう種目で出たんすか？」
「野球、ベース・ボール」
「？？？　やきゅうってなんすっか？」
「ボールを木の棒で打つ。昔、そういう競技があったのさ」
　相方は困惑しながら運転手の横顔を見つめ、継ぐための言葉を探す。ボールを
木の棒で打つ？ ボールを木の棒で打つ？ ホッケーとは違うのだろうか？
「‥‥なんにしろ、オリンピックでメダルが取れるなんて凄いすっよ、ノリさん！」
「おう、凄いだろ」
　運転手は静かに微笑みながら、あの頃を思い出す。高級ホテルのベランダから
望む美しいエーゲ海。毎夜くり返された贅を尽くしたパーティー。二日酔いで立
つグランド。広がる青空。貧乏くさい対戦相手。無能なコーチたち。
　試合などどうでもよかった。彼にとってアテネでのオリンピックは観光旅行つ
いでの余興にすぎなかった。夜の放蕩にそなえて抑えめにプレーし、それでも簡
単に勝利を積み重ねていった。運悪く優勝こそできなかったものの、一応メダル
も獲った。そんな彼らの帰国を国民は熱烈な賞賛で迎えてくれた。そう、あの頃
彼は一年で500万ドルを稼ぎ、まぎれもなく栄華の頂点に立っていた。
　それから様々な事が立て続けに起こった。
　オリンピックの翌々年に彼はチームを解雇された。それでも彼は、他の不遇な
同僚と違って、テレビの解説者というありがたい職にあるつくことができた。し
かし、その仕事も２年と続かなかった。野球が国民の関心事ではなくなり、テレ
ビ局がいっせいに野球から手を引いたのだ。その秋、妻は余所で男を作り彼のも
とを去った。気づいた時には彼の手元に残ったのは焼肉店経営の失敗でできた
借金と銅色のメダル一枚だった。
　あれから20年か。彼はバックミラーにかかった銅メダルに目をやり、胸の中で
つぶやく。オレはあの頃、一年で500万ドル稼ぐ男だったんだ・・・

デフォルメだか捏造だか知らんが
感動してしまったじゃないか。
３０過ぎると涙もろくなって困るよ。

豪州代表完全版（オーストラリアオリンピック委員会より）
http://www.olympics.com.au/athens/baseball/

（二）フィングルソン：豪州リーグ　職業：自営業
（中）ローンバーグ：レッドソックス２Ａ
（捕）ニルソン：ブレーブス３Ａ
（三）Ｇ．ウィリアムス：ブルージェイズ３Ａ
（一）キングマン：豪州リーグ　職業：倉庫番、ドライバー
（指）ウティング：豪州リーグ　職業：スポーツトレーナー
（右）ブライス：ホワイトソックス１Ａ
（左）ゴンザレス：大学生
（遊）バンビュイゼン：ドジャース１Ａ

（投）オクスプリング：パドレス 40-man roster
（投）Ｊ．ウィリアムス：阪神

1Aで月給1400ドル前後（16万円）
2Aで月給1800ドル前後（20万円）
3Aで月給5000ドル前後（60万円)
ちなみにシーズンのみの支給で、メジャーに比べ下に行くほどシーズンも短い

>>59
これもなかなかに良い作品だな

692 名前：代打名無し＠実況は実況板で[] 投稿日：04/08/29(日) 15:06 ID:OPL4Rn3c
ttp://blog.odn.ne.jp/sydney/
> また、オーストラリアの正捕手を務めたデイビッド・ニルソンは、オーストラリアの野球振興のための尽力している人物。
> 私財を投げうって本格プロ・リーグ設立を夢見るが、あえなく徒労に終わり、
> 今は借金返済のため(?)にアメリカのマイナー・リーグに出稼ぎに行っている。
> 今回のアテネ前にも、メジャーへの昇格の話もあったというが、
> メジャーになるとオリンピックには出られなくなってしまうため、断ったという。

ディンゴすごいいい人じゃないか
誰かコピペ職人さんこれで話し作ってくれないかなあ

中日ファンの俺としては非常に忌まわしい選手なのだが

>>64
いい話じゃないか
そんなことゆうなょぅ(´･ω･｀)

ディンゴが横浜スタジアムでかっ飛ばした
あのものすごい場外ホームランが忘れられない・・・

実況沈黙　解説「あっ・・・！」　スタジアムも一瞬しーんとなった。

191 名前：水先案名無い人[sage] 投稿日：04/08/29(日) 17:12 ID:n79/Y45K
オーストラリアチームの活躍は、ほんと映画になりそうだよな。
倉庫で仕事の合間にフィールディングのポーズとって、
同僚に何の真似だとからかわれたり。
トラックの運転手が同僚のトラックに缶ビールを遠投して
ストライク。あいつなんであんな真似ができるんだと
驚かれたり。
アテネまでの航空運賃を捻出するために直前でも仕事と練習の
両立に苦労して。
で、オリンピックでは東洋のサル顔の選手たちがやたら横柄で
金持ちでなぜかスター気取り。「野球ってものを教えてやろうか」
「カーブの投げ方知ってる?」とオージーを侮辱しまくり。
純金のネックレスをつけてプレイ。
なにやらベンチにぶら下げた背番号3のユニフォームに
柏手打って拝む奇妙な風習。
その日本チームの野球はバントを決めてガッツポーズして
抱き合うこれまた奇妙な野球。
スタンドにはゴリラのような日本選手の妻。
のびのびプレイのオージーたちはファインプレー連発。
最後は決勝で敗れてしまうが、スタンドから惜しみない拍手。
シャンパンファイトやってご馳走食べている日本選手を
横目に市内のハンバーガー屋で打ち上げ。
新聞のスポーツ欄に小さく乗った野球銀メダルの記事。
砂漠を走るトラックのバックミラーにぶら下がる銀メダル。

>>67
＞スタンドにはゴリラのような日本選手の妻。
ﾜﾗﾀ

ＣＭ撮影のスタジオ内。
「ところで和田さん、後頭部にかかってるこの銅メダルみたいなのはなんすっか？」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「あー、ちょっと待てくださいよ。これ、本物の銅メダルじゃないすっか！」
「そんな目で見るなよ。昔、あるスポーツの大会でもらったのさ。そう、俺はオ
リンピックに出たんだ」
「オリンピック？　どういう種目で出たんすか？」
「野球、ベース・ボール」
「？？？　やきゅうってなんすっか？」
「ボールを木の棒で打つ。昔、そういう競技があったのさ」
　相方は困惑しながら禿げ上がった後頭部を見つめ、継ぐための言葉を探す。ボールを
木の棒で打つ？ ボールを木の棒で打つ？ ホッケーとは違うのだろうか？
「‥‥なんにしろ、オリンピックでメダルが取れるなんて凄いすっよ、和田さん！」
「おう、凄いだろ」
　ＣＭキャラクターは静かに微笑みながら、あの頃を思い出す。高級ホテルのベランダから
望む美しいエーゲ海。毎夜くり返された贅を尽くしたパーティー。二日酔いで立
つグランド。広がる青空。貧乏くさい対戦相手。無能なコーチたち。
　試合などどうでもよかった。彼にとってアテネでのオリンピックは観光旅行つ
いでの余興にすぎなかった。夜の放蕩にそなえて抑えめにプレーし、それでも簡
単に勝利を積み重ねていった。運悪く優勝こそできなかったものの、一応メダル
も獲った。そんな彼らの帰国を国民は熱烈な賞賛で迎えてくれた。そう、あの頃
彼は一年で80万ドルを稼ぎ、まぎれもなく栄華の頂点に立っていた。
　それから様々な事が立て続けに起こった。
　オリンピックの翌々年に彼はチームを解雇された。それでも彼は、他の不遇な
同僚と違って、アデランスの被験者というありがたい職にあるつくことができた。し
かし、その仕事も２年と続かなかった。植毛が国民の関心事ではなくなり、テレ
ビ局がいっせいにアデランスから手を引いたのだ。その秋、リーブ２１がシェアＴＯＰ
をとった。気づいた時には彼の手元に残ったのは植毛の失敗でできた 禿げと銅色
のメダル一枚だった。
　あれから20年か。彼は鏡越しに後頭部にかかった銅メダルに目をやり、胸の中で
つぶやく。オレはあの頃、一年で80万ドル稼ぐ男だったんだ・・・

このスレのオージーたちもカッコイイけど、
リアルのオージーたちも素敵だ

http://blog.odn.ne.jp/sydney/archives/000615.html

五輪にでたオージーたちに幸あれ！

つうか新聞に写真入でいろいろな新聞紙に報道されたらしいな。
ちなみにディンゴは国内のプロリーグをかいとったりプロ野球人気の為に尽力をつくしたそうだ。
最後に野球のすばらしさをみせてくれた最オージーたちに乾杯

>>70
文章の内容は良いし、関係ないんだが、スマン・・
そのブログ管理人のエラの張り具合のほうが気になって仕方ない。

あげ

430 名前：代打名無し＠実況は実況板で 投稿日：04/08/28 17:55 ID:lG9vDQcf
　10月終わりの東京ドーム。野球シーズンはすでに終わったものの、白い屋根の下には息苦しいまでの熱気が満ちている。
「おい、なんだかえらいことになったなあ。うっかり勝っちまったら、俺達、日本人に八つ裂きにされるんじゃないか？」
「いや、八つ裂きにされるのは彼らの方だろう」
　顔面蒼白でバッターボックスに現れる長嶋ジャパンの選手達。なんとしても打たなくてはという気迫は伝わってくるが、力が入りすぎている。
大振りを繰り返し、スコアボードにはまた０が書き連ねられた。
　2004年のペナントレースはまったく盛り上がりもなく終わり、日本シリーズもそれは同じことだった。瀕死に陥った日本のプロ野球が今一度
国民の関心を呼ぶにはこれしかなかったのだ。長嶋ジャパンVSオーストラリア、日本で３度目の対決。
　表向きは華やかな雰囲気に満ちていた。試合前にはアボリジニーの舞踏が披露され、カンガルーのかぶりものが愛嬌を振りまいている。
しかし、金髪のチアガールが手を振っても、それに応える観客は誰もいなかった。事の成り行きを見つめる視線だけがグラウンドの選手に冷たく突き刺さる。
　こんなのは野球の試合ではない。ではいったい、何だ？　そう、これは裁判にそっくりじゃないか。オリンピックで敗れた長嶋ジャパンの
選手たちを裁く裁判。そして、５万人の観客は選手達を引き裂く口実が成立する瞬間を今か今かと待っているのだろう。
　クローザーとして彼の名前が場内にコールされた。客席からの大声援は血を求める狼の叫びのよう。
打席に入った中村紀洋の手が小刻みに震えているのが見える。あと２回しかない。
　ベンチでは高橋由伸がすすり泣きながら、手を合わせて祈っているのが見える。中畑の目はもはやうつろで、何も見えていないようだ。
本当の勝負、負けられない戦いというものがあることを、彼らは今日初めて知ったに違いない。しかし、いささか遅すぎたようだ。
　死刑執行人になったような気持で、ウィルは渾身のボールをバッターボックスに投げ込んでいった。

オージー「ポジションはヘッドコーチとありますが？」
中畑　　「はい。ヘッドコーチです。」
オージー「ヘッドコーチとは何のことですか？」
中畑　　「ムードメーカーです。」
オージー「え、ムードメーカー？」
中畑　　「はい。ムードメーカーです。選手が能力を発揮できるようなムードを作ります。」
オージー「・・・で、そのヘッドコーチがチームにおいて勝利するうえで何のメリットがあるとお考えですか？」
中畑　　「はい。適切なタイミングでバントさせます。」
オージー「いや、彼はどう見てもバントが上手いようには見えませんでしたよ。それに実際に指揮してたのは正捕手の城島だったという話もありますよね。」
中畑　　「でも、走者を送れますよ。」
オージー「いや、送るとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
中畑　　「バントによってチャンスが広がるんですよ。」
オージー「ふざけないでください。それにバントって何ですか。だいたい・・・」
中畑　　「バントです。犠打とも書きます。犠打というのは・・・」
オージー「聞いてません。帰って下さい。」
中畑　　「あれあれ？怒らせていいんですか？指示しますよ。犠牲バント。」
オージー「いいですよ。指示してください。犠牲バントとやらを。それで満足したら帰って下さい。」
中畑　　「運がよかったな。今日は失敗したみたいだ。」
日本人ファン「・・・。」

朝の砂吹雪の中、そのレストランの開店準備が始まっていた。
私は、この雄大な砂漠を眺めながら、このレストランの開店を待っていた。
もう中年にさしかかった男が、淡々と、しかしのびやかに、窓を開け、いすを並べ、床の砂を掃いている。
まるで、生まれてこの方、えんえんと、このレストランを営んでいるかのような、
ある種かなしい、労働者の雰囲気を持った男だ。
私は、思った、この男は、うまれてこのかた、この砂漠のレストランで過ごしてきたのだろう、
この男にとって、世界はこの砂漠であり、レストランで客が語るよた話こそ、最大限の刺激なんだろうと。
ここは、オーストラリアでもそれほどの田舎であり、また、労働者階級の溜り場なのだ。
もう、真昼に近くなったころだろう。私は、このレストランに入り、値段も見ずに、チーズバーがと
アメリカンコーヒーを注文した。
「あいよ、おたく、いいからだしてるね、何かスポーツでもしてるんですかい」男はたずねてきた。
私は、なぜか、その怠慢なふんいきにいらつき話をそらした。
「ああ、まあね、勝負の世界に生きてると、こんな砂漠には癒されるね」
所詮、レストラン経営の男なんかに勝負の世界はわからない。
しかし、男は、そのいらつきに気づかないのか、私のバットを指差しいった
「へー、野球ですかい、それにしても、肩身はなさず持っているっていうのは、いれこんでますな〜
　おいらも、野球はこどもとたまにやるよ、あれは、おもしろいあそびだわさ」
私は内心頭にきていた、素人の草野球と我々のプロ野球とは違うのだ・・・
「ああ、そうだね、でも、我々は子供たちに夢を与えないといけないからね、ほんとの野球を君も一回みてみるといいよ」
私なりの皮肉のつもりだ。
男は、あきれたような笑いを残し、私の前から立ち去った、
声が聞こえる、注文でも伝えているのだろうか。
私は、すでに、ここにきたことを後悔しはじめていた、
労働者の趣味レベルの野球しかしらないこの国にきたことを後悔しはじめていたのだ。
「ああ、もういい、もういい、時間がないんだ、お金はここにおいておく、これだけあれば足りるだろ！」
私は、100ドルを机の上に置き、席を立った。
男の返事はない

私は、レストランを出かけた、そのときだ、私にとって懐かしいメダルが目に入ってきた。
ただ、いろがちがう、私が見慣れているのとは、いろがちがう。
外に、砂まみれのフィールドがみえた。人がいる。ボールをたたきつける音がする。
目が慣れてくると、コック帽をかぶった男がフィールドを走っていた。
わたしは、ぼーぜんとして、外に歩き出た。
目に入ったトラックのフロントグラスに、同じ銀色のメダルがみえる。
私の意識はほとんど、なくなっていた。
豪華なホテル・・・お雇いコック・・パーティー三昧・・観光旅行気分
素人レベルの野球？勝負の世界がわかってない？金に等しい銅？野球が根付いていない格下の国？
いったい、どっちが、素人レベルの野球だったのだろうか。
勝負の世界がわかっていなかったのはだれだったのか。
金まみれ、温室野球、そんな野球しかない国に野球が根付いているといえるのか。
そんな国より、レストランの経営者が、トラック運転手が、パン屋の定員が、レストランのウエイターが
砂まみれのフィールドでも野球を楽しんでやっている、
この国こそ、野球が根付いているといえるのではないか。
男が、チーズバーガとコーヒーを持ってきた。私を抱き起こしてくれる。
コーヒーを飲みながら、あのメダルのことをたずねようと、店内の戻った。
が、メダルがない。男が、私の肩に手をおく。
こえがきこえた。砂まみれのフィールドでパン屋の帽子をかぶった男が、私を打席にさそっていた。

突然その男は
僕の見ている目の前で
マウンドに上がったのだ・・・！

や　ら　な　い　か

98 名前：名無しのメダリストさん＠アテネ[] 投稿日：04/08/26 22:33 ID:hhR7a5Fr
蒸し暑い倉庫を出ると、爽やかな風がちょうど通りすぎたところだった。
「ちぇっ、おしかったな」
地平線までつづく麦畑、さんさんと輝く太陽、これがオーストラリアだ。
「おーう、メシにすんぞ」
仲間が呼ぶ。こんな暑い日は昼からあれをやるに限る。
「ああ、わかった。だがその前にこれを運んでくれないか」
「なんだ、めんどく…おい、これビールじゃないか。それもこんなにいっぱい」
「飲んでくれ。俺からのおごりだ。昨日ポーカーで勝ったんでね」
「しかしタネ銭はどうしたんだ？いつも金ない言ってたじゃないか」
「こいつで張ったのさ」
作業着のポケットから出したのは銀色のメダルだった。
「こいつは幸運を運んでくれる。賭けに使ったりもするが大事にしてんだぜ」
「おい、それってもしかして…ちょ、ちょっと良く見せてくれ」
「まあいいじゃないか。それよりも飲もう。もう喉がカラカラだ」
かつて辺境で栄えたある球技の大会で、ある男がある蛮族の集団を打ち負かした。
彼はそれを幸運と言う。
しかし、そうではない。
驕るものが実力者に叩きのめされる。
歴史のなかで何千回と繰り返された、ひとつの真実だ。

映画化ﾏﾀﾞｰ？ﾁﾝﾁﾝ

ニルソンは真のメジャーリーガーの実力者。
シドニーの時に中日に来たのは、オリンピックに出場するため。
アテネの今年3Aにいるのは、オリンピックに出場するため。
全ては母国の野球のため。

ブリュワーズ時代にチームメイトだった野茂は捕手としてのニルソンを高く評価していた。
もっとも野茂はシンプルなリードをする捕手を好む傾向があるが。（ピアザとかね）
中日で活躍できなかったのはそんな人間的な不器用さもあるのだろう。

シーズン前の中日新聞のインタビューで、
「オリンピックの期間中はチームを離れなければいけませんが？」と聞かれ「Oｈ!」と頭を抱えて、
「頑張ってそれまでにセーフティ・リードを稼ぐよ」と答えていたのが印象的だった。
まあちょっと気負いすぎたのかもね。

自分の「チーム」に最善を尽くさないではいられない男、デイヴィッド・”ディンゴ”・ニルソン。
銀メダルおめでとう。

そういえばフラッシュとかってあるの？

age

すきだからage

がんばれ！

京浜工業地帯の国道を走るトラックの車内。
「ところでクタさん、首にかかってるこのおもちゃはなんすっか？」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなもんさ」
「あー、ちょっと待ってくださいよ。これ、本物の携帯テレビじゃないすっか！」
「そんな目で見るなよ。昔、ある会社の退職金代わりでもらったのさ。そう、俺はソニーを辞めたんだ」
「ソニー？　どういう理由で辞めたんすか？」
「売れなかったのさ、PSP、３３０００円で」
「？？？　ピーエスピーってなんすっか？」
「最新の技術を詰め込んだ携帯ゲーム機。昔、そういう機械があったのさ」
　相方は困惑しながら運転手の横顔を見つめ、継ぐための言葉を探す。わざわざゲーム機を買う？
３万円も出して？ 買う人はいたのだろうか？
「‥‥なんにしろ、ソニーで機械が開発できるなんて凄いすっよ、クタさん！」
「おう、凄いだろ」
　運転手は静かに微笑みながら、あの頃を思い出す。高級ホテルのベランダから
望む美しいエーゲ海。毎夜くり返された贅を尽くしたパーティー。二日酔いで立
つ講演のステージ。広がる客席。貧乏くさいヲタク。無能な部下たち。

NDSなどどうでもよかった。彼にとってPSPはPS3までの
繋ぎにすぎなかった。ライバル機の出現にそなえて早めに開発し、それでも簡
単に高性能にしていった。運悪くNDSと発売時期が被ったものの、一応１０万台
も売った。そんな彼らのPSPを国民は見向きもしなかった。そう、あの頃
彼は一年で50万ドルを稼ぎ、まぎれもなく栄華の頂点に立っていた。
　それから様々な事が立て続けに起こった。
　PSP発売の翌々年に彼はSCEを解雇された。それでも彼は、他の不遇な
同僚と違って、X-BOX2の販売担当というありがたい職につくことができた。し
かし、その仕事も２年と続かなかった。ゲームが国民の関心事ではなくなり、
企業がいっせいにゲームから手を引いたのだ。その秋、妻は余所で男を作り彼のも
とを去った。気づいた時には彼の手元に残ったのはゲーム店の経営の失敗でできた
借金とPSP３００台だった。
　あれから20年か。彼は自分の首にかかったPSPに目をやり、胸の中で
つぶやく。オレはあの頃、一年で50万ドル稼ぐ男だったんだ・・・


ニュ速+にこんなんあった