さわやかな朝の挨拶のガイドライン 第四章

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415水先案名無い人
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無言の挨拶が、淀み切った店内にこだまする。
アフロン様のお店に集う工作員たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、2chを荒らしていく。
歪んだ店内の世界を飾るのは、歪んだレジン製鉄道模型の数々。
419系の発売時期は遅らせるように、レジンは反らせるように、
怪しい製品を作るのががここでのたしなみ。
もちろん、蟻より出来のいい419系などといった、はしたなくない製品など存在していようはずもない。

TMステーション秋葉原。
平成十六年創立のこの店は、もとは東京堂製品を売り込むためにつくられたという、
伝統ない東京堂系模型店である。
東京都内。神田の面影を未だに残しているコンクリートの多いこの地区で、ヲタに見守られ、
完成品からぼったくり糞レジンジャンクまでの一貫教育が受けられるDQNの園。
時代は移り変わり、元号が明治から三回も改まった平成の今日でさえ、
一年通い続ければシンナー部屋育ちの脳味噌の逝かれた工作員が箱入りで出荷される、
という仕組みが未だ残っている貴重な模型店である。