さわやかな朝の挨拶のガイドライン 第四章

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246水先案名無い人
「俺は全てを失った。
信じるべき正義も、組織も、愛する人も…何もかも」
「だから最後に残ったものだけは失いたくない……
信じられる仲間だけは!!」
さわやかな決死の覚悟が、澄みきった青空にこだまする。
マスター様のお庭に集う東京アンテットとライダーたちが、今日もムッコロのような無垢な笑顔で、背の高い岩場をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色のライダーシステム。
カードのラウズは乱さないように、紅いレッドランパスは翻らせないように、
物凄い勢いで体当りするのがここでのたしなみ。
もちろん、戦闘中に何故見てるんですなどといった、はしたない後輩など存在していようはずもない。

人類基盤史研究所。
明治????創立の通称BORADOは、もとはの広瀬(父)が亡き妻を甦らせるためにつくられたという、
伝統あるライダー系組織である。
東京都下。1万年前の面影を未だに残している人の多いこの地区で、橘さんに見守られ、
サウスハービー大からギャレンまでの一貫教育が受けられる伊坂の園。
時代は移り変わり、残りUDが残りが1体に改まった平成の今日でさえ、
49話放送し続ければ温室育ちの純粋培養橘さんが箱(もずく)入りで出荷される、
という仕組みが未だ残っている貴重な組織である。