728 :
水先案名無い人:
面接官「特技は気付かれないでトドメを刺す、とありますが?」
さわお「はい。どの時代も生き延びてきました。」
面接官「気付かれないでトドメを刺す、とは何のことですか?」
さわお「ラストダイナソーです。」
面接官「え、ラストダイナソー?」
さわお「はい。ラストダイナソーです。悲しみを全部引き受けたって大丈夫です。」
面接官「・・・で、そのラストダイナソーは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
さわお「はい。街をそっと見下ろして気紛れに踏んづけたり、そこら中に火をつけたりできます。」
面接官「いや、当社には踏んづけるような街はありません。それにそこら中に火をつけるのは犯罪ですよね。」
さわお「でも、どこでだって誰の前でだって自分でいられますよ。」
面接官「いや、自分でいられるとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
さわお「デタラメに今日もわめいてみせるアウイェー。」
面接官「ふざけないでください。それにアウイェーって何ですか。だいたい・・・」
さわお「叫びです。アウイェーとも書きます。アウイェーというのは・・・」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
さわお「あれあれ?怒らせていいんですか?歌いますよ。ラストダイナソー。」
面接官「いいですよ。歌って下さい。ラストダイナソーとやらを。それで満足したら帰って下さい。」
さわお「運がよかったな。今日はPちゃんとしんちゃんがいないので歌えないみたいだ。」
面接官「帰れよ。」