【生涯現役だもんで その弐】

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261水先案名無い人
こんな関東に、闇と風の中に単車を走らせるのはだろう。
 それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父   「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
トオル 「お父さんにはショウが見えないの。リーゼントをかぶって、長い特攻服を着ている・・・」
父   「あれはたなびく排気ガスだ・・・」
ショウ 「かわいいトオル、一緒においで。面白い溶接をしよう。岸辺にはきれいな連合が組んであるし、アストロか、シーマを、迷ってるが私の中間がたくさん用意して待っているもんで。」
トオル 「お父さん、お父さん!きこえないの。ショウがぼくにバリバリバリいい音出すよ。」
父   「落ち着きなさい、単車が風にざわめいているだけだよ。」
ショウ 「いい子だ、私と一緒に行こう。私の連れたちがもてなすもんで。お前をここちよく改造し、走り、統一するもんで。」
トオル 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところにショウの連れが!」
父  「見えるよ。だが、あれは古い学校の校門だよ。」
ショウ 「愛しているもんで、トオル。お前の美しい姿がたまらない。力づくでもつれてゆくもんで!」
トオル 「おとうさん、おとうさん!ショウがぼくをつかまえる!ショウがぼくをひどい目にあわせる!」

 父親はぎょっとして、単車を全力で走らせた。あえぐトオルを両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
 腕に抱えられた子はすでに
/"  ミミ/⌒   ヽ、\      生
    x 〃⌒ヾ / ⌒ \))ソ
    ド.〉 = 、 `〃ニヽ、ソ,ィ彡゙i      涯
    }ミ.i|ト⌒   ⌒ヾノ/:|〃イ
    〈_|゙((⌒   ヽリ/ i彡゙;)     現
   _ {,i ゙Yi⌒  )),ソ ,.  j彡ィ_
    ! .yi´``V、,, ,,..ノ"_ くィクf`l    役
    \゙.| `゜>t(イ ゞ゜'´ 〕くi ゙i
    ヽヽ   _| -、   /.i|.-'/    だ
     じ.ヽ トYj^ \  l ,/|_/
     ノi人‐< t_ヘ- ノ /从      も
     イリ|ト 〉-‐'"  /リハ!
      |!yノi    / iリソil        ん
      Y从ヽ-‐t"   }リ夊
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