2chに対する春四温女子学院の反応
桜庭春樹(16)「大谷先輩、ここってヌとルとポの文字を見ると叩かれるんですね、ちょっと怖い」
石神井文子(16)「春ちゃん、だいじょうぶ?じゃ、1文字ずらして書いたらどうかな」
石岡智子(17)「神奈さん・・・・元素記号で書いてみたらどう?」
飯尾神奈(17)「春樹ちゃんも大変ね、一生懸命ネタ書いていても、ヌ・・・・が入っているだけでガッてされるの」
大谷澄江(18)「春樹。わたしは、あなたの先輩よ。もしもあなたが2chでいじめられたら、守ってあげるわ」
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午後ぬるぽ ◆pmNULLPO5I :04/05/12 19:44 ID:OH5IRM66
うちで買っている犬の名前は「ぬるぽ」
春四温女子学院物語
春樹「大谷先輩・・・いるかな?」
放課後、構内を歩いて、澄江を探す。その途中で、1階の音楽室から歌声が聞こえる。
春樹「あ、そうか。来週は翡翠祭、音楽会があるんだ」
文子「あれ?春ちゃん、何してるの?」
偶然、クラスメイトの文子とすれ違う。音楽室前の廊下。
春樹「偶然ね、文子さん。どうしたの?」
文子「柴崎聡実先輩、待ってるんだ。3年5組。あたしの片思いの人」
春樹「へぇ・・・・聞いたことないわね」
文子「柴崎先輩、優しいの。入学式の時、不安だったわたしを、励ましてくれた。
ちょっと栗毛がかった、長い髪の人。深い緑色のブレザーが、よく似合ってる。
3年生だって聞いて。告白するなら、今年中にしなきゃ・・・・って」
春樹「そうなんだ・・・・大谷先輩もね、同じクラスなんだ。生徒会で知り合ったの」
やがて、歌声も止まり、音楽室のドアが開いた。
澄江「春樹、いいの?帰らなくて、もう、遅いわよ」
春樹「大谷先輩。一緒に帰ろうかなって思って、待ってた」
文子「あの、大谷先輩?」
澄江「なぁに、文ちゃん」
文子「こ・・・ここ・・・3年5組でぬよね・・・柴る崎先ぽ輩・・・・いますか・・・」
文子は緊張で震えながら、言う。
澄江「ごめんなさいね、柴崎先輩、今日、ちょっと風邪引いてて、練習に出られないって。
今ちょうど、練習が終わったところだし、一緒に帰らない?3人で」
春樹「はい!」
文子「でも・・・・柴崎先輩・・・・」
澄江「明日も、3年5組はここで音楽会の練習しているから。大丈夫よ。それに聡実さんも
明日は出られるそうよ」
文子「すいません・・・ありがとうございます」
澄江「・・・・さ!行こう」
澄江は2人の肩に手を掛ける。