仕事で国会図書館に行く用事があったんで、ついでに幻の回を見てきました。
>40の元サイトで紹介されてた続き。
イケダの不可解な事故を理由に、イガラシから調査の打ち切りを命じられたMMR。
活動中止から三週間が過ぎ……。
ナワヤとタナカが「他の仕事をしていても件の調査のことが心のどこかに引っかかる」、
「超国家組織とサリン以上の危険物質とは何か?」「手紙の主からの連絡も途切れた」などと
雑談しているところにキバヤシ登場。
入院中のイケダが紙袋いっぱいの旧日本軍関連の資料を集めていた事、
「僕のことなら心配しないでください。だから調査を続けてほしい」と言っていた事を告げる。
そして、調査を続行することでMMRが解散するよりもケリをつけるべきだと述べ、
3人でイガラシに掛け合いにいくことに。
「こんな無茶を許すのも今回限りだ」と許すイガラシ。
そして、人手が足りないだろうとイケダの代わりにトマルを投入。
「トマル!彼らを手伝ってやれ!」「えっ、僕が!!光栄です!」
「よーし、これですべて元に戻った!調査再開だ!」
(イケダの存在価値は頭数だけ状態?)
例の手紙の主を消印などを手掛かりに731部隊の中からナワヤとトマルが洗い、
タナカとキバヤシは例のノストラダムスの詩の未解読の部分を再検討することに。
そして、例によって「疫病を乗せた波」の部分を強引な解釈で解読するキバヤシ。
波→そういえば電磁波には人体に悪い影響が…→たしかアレも強い毒性を持つ電磁波…
「ノ…ノストラダムスはそこまで見通していたのか!!」
「この詩はふたつの真実を示している極めて稀な詩だったんだ!!」
放射線、すなわちプルトニウムが「波」であると断定し、原発の危険性を説くキバヤシ。
ソ連の崩壊によってプルトニウム密輸で売買され、誰でも手に入れられると主張。
「波」の謎は解けた。しかし、「彼ら」とは一体?!
「彼らとは300人委員会ですよ!!」
そこに入院していた筈のイケダが松葉杖をついて登場。右足骨折の模様。
「いつまでも寝ているわけにはいかないですからね」
そして、キバヤシも知らなかった300人委員会についてを
チャーリーのツテで情報収拾したことなどをイケダは語りはじめた。
情報公開法で政府未公開の機密文書を入手したチャーリーがレポートを作成してくれ、
300人委員会が世界の政治家、財界人、官僚、軍人、学者の中から選りすぐられた
超天才エリート集団であることが発覚。
メンバーはまったく不明だが、ナチスの残党や731部隊の末裔、CIAが名を連ねているらしい。
そして、彼らの経典こそがあの「ネクロノミコン」!!
「人間こそ最古のあるいは最後の支配者なりと思うべからず。
旧支配者がかつて存在し、いま存在し 将来も存在すればなり
人がいま支配せし所はかつて旧支配者の支配せしところ
なれば、旧支配者はほどなく人のいま支配せるところを再び支配いたさん」
ラブクラフトが自作の中で引用したとされるネクロノミコンの一節から
300人委員会の恐るべき陰謀が明かになっていく。
人類が誕生する以前から地球を支配していた存在とは、すなわち地球外知的生命体!!
(ここら辺、めずらしくイケダの独壇場)
しかし、各地に点在する古代遺跡の中に宇宙人らしきものがあることを根拠に
いつのまにかキバヤシが自説を展開し始める。
「“旧支配者”が我々人類以前にこの地球を支配していた高度知的生命体を指していると
考えるのはごく自然なんだ…」
「つまり、300人委員会は旧支配者を信奉し、彼らがまた地球を
再支配してくれることを望んでプルトニウムを使用しようとしているんだ!!」
(さっきまで300人委員会も旧支配者のことも知らなかったはずだがお構いなし)
ナワヤがやつらが原爆を投下しようとしているのかと推理するも
キバヤシがあくまでも推論にすぎないと述べ、
ここはプルトニウム被害のシミュレーションを立ててみるべきだろうと
取材協力者探しに奔走するも、問題がやばいだけに誰も協力してくれず。
ようやく一人の軍事専門家が匿名を条件に協力してくれることになったが――――
「なるほど… プルトニウムを大量に手に入れた集団が
はじめに何をするかということを聞きたいんですね?」
サングラスに髭の怪しげなその人物は、それで原爆を作ったりはしないだろうと主張。
理由は、建築物の破壊や水や食料を失ってしまう原爆では
実権を握ったとしても支配すべきものが無くなってしまうからとのこと。
それでは何を、と訊ねられての答えは、プルトニウムを水や食料に混ぜるというもの。
チーズやパンや野菜に混入、パソコンや冷蔵庫に紛れこませる(マメすぎ)
あるいはダムに投げ入れれば水道を通して一般家庭に流れ込ませられる(大雑把すぎ)
そうすれば環境を汚すことなく人間だけ無差別に被害を与えられるとのこと。
そして、第二次世界大戦中、生きた人間にプルトニウムを注射する実験が行われ
脳が徐々に溶け出していく効果があったことをも彼は明かにした。
そこまで聞いて、キバヤシの推理が再び始動。
“やつら”の狙いが「人類の精神破壊」にあり、
脳を失った人類の上に知的生命体と300人委員会が君臨し、
人類を思いのままに操る人類の家畜化が目的に間違いないと結論づける。
「な、なんてことだ。そんな恐ろしいことを300人委員会のやつらが…」
「いま、何と言いました?!」
ナワヤの呟いた300人委員会という言葉に突如顔色が変わる軍事専門家。
(キバヤシの説は聞いていなかったらしい)
「君達、出ていってくれたまえ」「えっ!!」
「MMRだか何だか知らんが、これ以上君達に付き合ってる時間はない!」
追い出されて唖然とするMMRのメンバー。
「あの人は何かに怯えている……。
この地上を徐々に覆いつつある恐るべき存在と陰謀に……」
緊迫した表情のキバヤシの言葉に慄然とするMMRのメンバー。
最終ページに1ページに大きくノストラダムスの顔。
そこに「我々も真剣に考える時が来たのではないだろか――――」と“う”が抜ける誤植。
例の手紙の主が誰なのか、またその消息も判明していないと書かれていて、
いつも通りの展開で終わりでした。まとまってなくてスマソ