【心から】財前教授のガイドライン【恥じる】

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40水先案名無い人
面接官へ

この面接をもって僕の学生としての最後の仕事とする。
まず、僕の特技を解明するために、御社への採用をお願いしたい。
以下に、イオナズンについての愚見を述べる。
魔法の行使を考える際、第一選択はあくまでイオナズンであるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、発見した時点でMPの不足をきたした進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、宿屋を含む全身治療が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの魔法の飛躍は、イオナズン以外の魔法の発展にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ない面接官であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君には魔法の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、癌による死がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、警察にも勝った後、君の会社社員の一石として役立てて欲しい。
運がよかったな。
今日は、自ら就職の第一線にある者が早期発見できず、MPが足りないことを心より恥じる。

                                                        面接官「帰れよ」