プリキュアの二人へ
この手紙をもって私のヒロインとしての最後の仕事とする。
まず、玩具の在庫を解消するために、番台に廃棄処分をお願いしたい。
以下に、日曜朝8:30枠アニメについての愚見を述べる。
8:30枠の視聴者を考える際、第一選択は幼女であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には私自身の場合がそうであるように、幼女に嫌われ玩具が売れない症例がしばしば見受けられる。
その場合には、大きいお友達の心を掴む必要があるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの朝8:30枠の飛躍は、幼女以外の視聴者の発展にかかっている。
私は、二人がその一翼を担える数少ないアニメキャラであると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
二人には8:30枠の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、玩具の在庫の山がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、私の屍を病理解剖の後、二人の研究材料の一石として役立てて欲しい。
屍は生ける師なり。
なお、番台の商品戦略の第一線にある者が玩具を売る事ができず、在庫の山に埋もれることを心より恥じる。
ナージャ・アップルフィールド