これはとある小国のとある戦士の話である。
その戦士はある時は仲間と共に敵をうち倒し、ある時には体を張って味方を守ったりする万能的な戦士だ。
彼は仲間内、又は国での評価は非常に高く、時には国の代表にまで抜擢され、国に大きく貢献した。
おまけに彼は非常に性格もよく、思いやりもあり、そう言った面でもとても慕われていた。
しかし、その性格が災いし、傲慢な異国の王の要求する生け贄となり命こそ奪われなかったものの、
彼の財産と今後の人生の希望を殆ど失っていまった。さらに、その王によって筆舌しがたい
屈辱とも言える行為を強要され、人々に恥を露呈してしまった。
しかし人々は彼を馬鹿にすることもなかった。ある人は同情し、またある人は英雄とさえ語った。
彼はその後も不平不満を一言も言わずにその希望のない人生を賢明に全うするのであった。
彼のその戦士としての栄光と、王の生け贄になった勇気は永久に語り継がれるであろう。
オリックスブルーウェーブ 谷選手