映像の世紀のガイドライン

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154水先案名無い人
吉野家から,垂れ幕と牛丼が遂に奪い盗られてしまった。
150円引きに釣られたお目出度い人達が,U字テーブルの向こうで危険を分かち合いながら,
誇らしげに汁ダクや特盛りを注文し,吉野家通の挑発を誘う。

そんなことはもう無くなった。
これからの吉野家は,安全で衛生的で,全てが工業生産された食材を淡々と提供されることになる。
一方,何百という吉野家通達は,日本に残された最後の一杯を求めて翻弄されることになる。
これから先に起こる祭りは,生活板やヒキ板,地球科学板さえも潰す惨事になるだろう。

やがて,ヤフオクに流れる食材やレトルトパックは,大規模で限界の無い,一度吊り上げたら
制御不能となるような値をつけ,大量の詐欺師と被害者を生み出すことになる。

吉野家は,初めて自分の不良顧客達を根絶させることが出来るメニューを手に入れた。
これこそが,吉野家の流通戦略とBSE騒動の全てが最後に到達したメニュー・カレー丼である。