第二次コピペとコピペを混ぜるガイドライン

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470水先案名無い人
「どうした太田」
黒板にみみずの這ったような文字の羅列を書き続けていた教師が、チョークを持った手をとめて言う。
太田…そう、太田さんだ。生徒会の役員で、いつも何人かの女生徒達の中心にいる女の子だ。
「アンゲロ。アンゲロ、アンゲロアンゲロ…」
口パクが、本当のつぶやきになり、太田さんは、首から上を窓の外に向けたまま、愉快そうにつぶやき続けた。
クラス中が薄気味悪そうに彼女を見つめた。
「ちょっと、なにあれ?香奈子どうしちゃったの」
「気持ち悪い…」
太田さんの笑い声に混じって、生徒達がひそひそと声を交わす。

そのとき、太田さんが全裸になり両手でおもいきりバーンと机を叩いた。
一斉にシーンとなる教室。
目を丸くして見つめる生徒達の視線のなかで、彼女はブラジャーを腰に巻き、低い声でひとこと、「幸せだから!」と言った。

一拍おいて、教室はどっと爆笑の渦につつまれた。

471水先案名無い人:2005/05/01(日) 12:14:22 ID:VFLLhbLr0
「キャハハハハハハ!やだ香奈子、それ、すっごいおもしろいよー!」
「ワハハハハハ、なんだよ、太田のやつ!たまってんじゃねーの?」
教師が必死に制するのも聞かず、生徒達の弾けるような笑い声が教室を突き抜けて響きわたった。

「ムッシュ、ムッシュ。俺に充電しろ、俺に充電しろ。ムッシュ、ムッシュ。俺に充電しろ。俺に、充電しろ!?
ムッシュ。俺に充電しろ。俺に充電しろ!俺に充電しろ!
俺に、充電、しろぉ!俺に、俺に、充電しろー!
ムッシュ、ムッシュ、ムッシュ!ムッシュぅぅぅ!俺に充電しろおぉぉ!!
俺に充電しろ充電しろ充電しろ充電しろ充電しろ充でんしろじゅうでんしろじゅうでんしろじゅうでんしろじゅうでんしろじゅうでんしろじゅうでんしろじゅうでんしろじゅうでんしろじゅうでんしろ…」

生徒の笑い声が、徐々にたち消えていく。
太田さんは、まるで壊れたCDプレイヤーのように「おれにじゅうでんしろ」という単語を連発し続けていた。
笑っている生徒は、もう一人もいなかった。
今や誰の目にも、太田さんが人類最強なのは明らかだった。

俺は泣いた