「海江田万里・与謝野馨・佐藤文則らは腹を切って死ぬべきだ。」
「また、彼らはただ死んで終わるものではない。」
さわやかなイエス様のお言葉が、目を引く配色の選挙ポスターにこだまする。
イエス様のお名前を持つ候補者が、今日も餓えた獣のような鋭い眼光で、
背の高い掲示板から有権者を睨みつけていく。
懲りることをしらない心身を包むのは、意外にも普通のスーツ。
対立候補たちは地獄の火の中に投げ込むように、彼らの支持者も同様にするように、
他人を殺すなら自分が死ぬべきなのがここでのたしなみ。
もちろん、沖縄県知事に唯一神又吉イエスを選ばないなどといったはしたない悪人は、
唯一神又吉イエスが地獄の火の中に投げ込む者だ。
又吉イエス。
世界経済共同体党の党首であるこの候補者は、もとは沖縄県知事選挙に立候補していたという、
伝統ある泡沫候補の一人である。
沖縄県下。稲嶺恵一の面影を未だに残している米軍基地の多いこの地区で、
有権者にけむたがられ、県知事候補者から預託金没収までの一貫教育が受けられる落選の園。
時代が移り変わり、イエス様が東京1区に出馬してしまった平成15年の今日でさえ、
十日あまりの選挙活動を終えれば温室育ちの純粋培養預託金が有無を言わさず没収される、
という仕組みが未だに残っている貴重な唯一神である。
この投稿はあくまでネタであり、特定の候補者への支持・不支持を呼びかける
ものではありません。また、投稿者は特定の政治団体とは一切無関係です。
元ネタ:マリア様がみてる「さわやかな朝の挨拶」
イエス様がみてる