「わわっ…何これ…こんなの初めて?」
「おいしいお汁が「ピュピュ」ってでてくる!!すごいすごい!!」
さわやかなょぅι゛ょの歓声が、澄みきった青空にこだまする。
つぶれかけた精肉店に集う珍走たちが、今日も犯罪者のような
必死な笑顔で、コロッケを売っていく。
汚れしか知らない心身を包むのは、おそろしげばエプロン。モブは自己主張しないように 、
クニミツに似てるなどといわれないように、ひっそりと売り子をするのががここでのたしなみ。
もちろん、作者の内情を暴露するなどといった、はしたないアシスタントなど存在していようはずもない。
『天才料理少年味の助』。
週刊少年マガジン47号連載のこの漫画は、もとは料理漫画補完のためにつくられたという、
伝統ある味っ子系漫画である。
肉汁コロッケ。エロ漫画の手法を未だに残している擬音の多いこの漫画の中で、
三種類の油をつめこまれ、一口噛んだだけで肉汁をほとばしらせる卑猥なコロッケ。
時代が移り変わり、児ポ法の危機が叫ばれる今日でさえ、
ょぅι゛ょへ顔射してしまえばあらゆる掲示板、サイトで取り上げられてしまう、
という仕組みが未だに残っているネタ漫画である。