さわやかな朝の挨拶のガイドライン 第二章

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424水先案名無い人
「みかん みかん みかん」
「みかん みかん みかん」
さわやかなAnchangのシャウトが、澄みきった青空にこだまする。
愛媛に集うみかんたちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、
農家の愛を噛みしめられていく。
汚れを知らない心身を包むのは、黄金色の皮。
こたつにみかんがないなどということがないように、皮を捨てたりしないように、
みかんを体で感じるのがここでのたしなみ。
もちろん、みかんを粗末にするなどといったはしたない奴は、みかんにやられて死んじまえ。

みかん。
みかんは色々あるけれど、愛媛のみかんは一つだけという、
伝統あるオレンジに負けない黄金色の果実である。
愛媛県下。日本の心を未だに残している農家の愛が多いこの地区で、
世界一の愛媛のみかんに見守られ、
みかんを絞れから皮を風呂に入れてあったまればポカポカまでの一貫教育が受けられるみかんの園。
時代が移り変わり、みかんを絞ればポンジュースになった平成の今日でさえ、
18年間みかんを食い続ければ温室育ちの純粋培養愛媛のみかんが箱入りで出荷される、
という仕組みが未だに残っている貴重な果実である。