さわやかな朝の挨拶のガイドライン 第二章

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37水先案名無い人
「何が言いたい」
「てめぇが佐川殺したんだ!」
同僚を死なせた男たちの怒声が、新宿の夜空にこだまする。
日韓両国の警察に勤める男たちが、今日も水墨画のような独特な
表情で、連続猟奇殺人犯を追い詰めていく。
迷いを知らない心身を包むのは、道をまっすぐ歩む気迫。猪瀬警部補の母親のことは
知られないように、公安外事一課の牛山警部は怒らせないように、じっくり調べるのが新宿でのたしなみ。
もちろん、上からの指示で事件を葬り去るなどといった、はしたないギョロ眼の課長など存在していようはずもない。

プルンギル。
週刊コミックバンチ連載のこの漫画は、もとは韓国での販促のためにつくられたという、
伝統ある日韓団結系サスペンス漫画である。
テッキョン。日本古武道の面影を未だに残している謎の多いこの技で、猪瀬警部補に見守られ、
新宿からウズベキスタンまでの一環捜査を行ってきた姜青道警監。
連載が終了し、スレッドが漫画板から懐かし漫画板に移動した平成の今日でさえ、
十三人ねじり続ければ貧民街出身の純粋培養姜青道にストーンでボカスカされる、
というネタだけで盛り上がれる貴重な漫画である。