勝手に今日輝いていたレス大賞 34th

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791水先案名無い人
(某板で発見、ちょっとほんきで泣きかけた)

  階段からもう制服に着替えた妹が朝、元気な声を出す。
妹「おはよーーーさんっ!!」
  まだ寝ぼけまなこの兄は食卓の椅子に座りながら
  もぞもぞと制服の上着を着込み終わり返事を返す。
兄「ああ、オッス。ホントお前朝から気合入っとんな」
妹「そりゃぁ、今日は部活、模擬戦の日やもんね〜」
兄「今日か? オイ、だいじょうぶかー?」
妹「そういうおにいちゃんこそ明日部活試合ちゃうかった?」
兄「うーん…オレ、本番苦手やしな…」
妹「戦う前から負ける事考える!もっと気合入れーや」(バシッ
母「こらぁ、朝からぺちゃくちゃやる暇あるんなら
  とっととご飯食べ!ハリアッーープ!」
兄&妹「へーーい」  
  親父登場、今日はいつもよりちょっと遅い。
  二日酔いの青白い顔で椅子に座る。
父「お前等、元気やな・・・ 母さん、朝、俺はおかゆね」

・・・・95%のルーチンワークのいつものくだらなさと、5%の
あらたな喜びで構成されていた日常が終わりを告げた日の
朝のことだった。 翌日、翌年、そして今も、あの時の事を
たまに思い出す。僕は、だからたまにここで貼られているあの
《気持ちのいい朝でした・・・》のコピペとそれを生み出した奴を
ふきとばし、ぶったおして、やりたい。

どこかであった話:第一話 95年1月16日 神戸