民明書房刊 DNAに刻まれた中國のガイドライン

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152水先案名無い人
「何じゃぁーっ!>>122>>125のやり取りは!?」
「あっ、あれはもしや濡流報(ぬるぽう)・・・」
「なっ、知っているのか 茂名ー!?」
「うっ、うむ・・・」

『濡流報(ぬるぽ)』

殷の時代、中国では、しばしば日照りが横行し、
そのたびに人々は甲骨を用いた占いで天候の行方を占ったといわれている。
この占いの結果、出された雨の知らせが、濡流報であった。
濡流報は、日照りで苦しむ農民達に歓迎され、農民達は、祝福の意味を込めて、
「賀(が)」と言って、濡流報を伝える者をもてはやしたという。
「濡流報」「賀」のやり取りは、初めは言葉だけのやり取りであったが、やがて杖や棒を用いて、
相手の頭をなでる行為が加わり慣習化した。
後の三国時代には、連弩の技術を応用した自動式の賀装置も作られている。

なお、現代の「ぬるぽ」「ガッ」のやり取りは、いうまでもなく、濡流報が元になっており、
棒のようなもので相手を殴るという、一見粗暴な行為に変化しつつも、
祝福と感謝、五穀豊穣の願いが込められていることを我々は忘れてはならないだろう。

民明書房刊『知られざる甲骨文字発祥の歴史』より