614 :
水先案名無い人:2005/04/13(水) 05:55:36 ID:YeNVzqIa0
Neetになった翌日私はフリーターの康子と共に、ほんとうの自分を探しにで
かけた。
春なので同期の友人たちは年度始めでおおわらわであった。
この間まで就職活動をしていた斉藤さんが「もう親の老後のために働く時代は終
わったのですね。」と話しかけてきた。
普段は部屋から出ない康子が
「そうですよ。これからは親が子供を支える社会が来るんです。」と斉藤さんの
肩に手をおいてだるそうにいった。
髪の長い中年で無職の男がほんとうの自分を活かせる職場がいいとだだをこねた。
若者はリクルートスーツを捨てイラク行きの航空券を手に入れた。
これからは国中に自己責任論の合唱を響かせよう。。と一人生終えた顔で男はい
った。
青空をKださんが横切っていった。
おやおや、ニートが痛いとこ突かれて逆切れですか(・∀・)ニヤニヤ
新人冒険者となった翌日、私は同期の新人冒険者達に誘われ酒場へ出かけた。
まだ同じ駆け出しだというのに彼らの装備は思ったより充実している。
彼らの表情は希望と活気に満ち、額から流れる汗がランプの光に色濃く浮かぶ。
「冒険者が対立しあう時代は終わったのだな」
先日までとある有名傭兵団に勤めていた戦士さんが、ほっとしたように私に言った。
「ええ。これからは冒険者が互いを支え合う時代なんですよ」
滅多に口を開かなそうな僧侶さんが、私の肩に手を置いて優しく言った。
「人という字を見てみな。二本の線が互いを支え合っているだろう?」
髪の長い盗賊さんがそう言って微笑んだ。
魔法使いさんは長年愛用してきたローブを質に入れ、黒光りする杖を購入したそうだ。
「後衛に防具は不要だ。これからは迷宮中に杖の音を響かせよう」
死線を越えた冒険者の表情で魔法使いさんは言った。
気がつくと私の装備品は奪われ、所持金はゼロになっていた。
621 :
水先案名無い人:2005/05/04(水) 01:49:24 ID:TLv1XnB20
韓流ブームになった翌日、私は曙とともに立ち読みに出かけた。
もう夏だというのにヨン様は青々としている。
フセインの表情は希望と活気に満ち、顔の穴という穴から流れるガキの体液が太陽光を反射していた。
「さっさと引っ越さないとしばくような時代は終わったのだな」
昨日までとあるマンションに住んでいた河原さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは金が人を支え合う時代なのは想定の範囲内」
普段は滅多に話に加わらないライヴドアの堀江が、河原さんの肩に手を置いて優しく言った。
「仁という字を御覧なさい。クイズの人形がボッシュートし合っているじゃないですか」
通りがかりの体がマッチョな司会者男がそう言って微笑んだ。
ギター侍は長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りするお琴を購入した。
「ギターはもう不要だ。これからは日本中に大正琴の音を響かせよう」
一仕事終えた農夫の表情で男は言った。
青空のなかを内藤ホライゾンが横切っていった。
脱線事故があった翌日、私は妻とともに尼崎に出かけた。
もう朝だというのに線路は寒々としている。
人々の表情は涙と憤怒に満ち、駐車場から流れ出るガソリンが太陽光を反射していた。
「電車に安心して乗れる時代は終わったのだな」
昨日まで福知山線で企業に通勤していた斎藤さんが、吐き捨てるように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは電車が人を殺す時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いてぼそぼそと言った。
「人という字を御覧なさい。二本の車両が折れ曲がって追突したようじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って目を伏せた。
ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りするセグウェイを購入した。
「鉄道はもう不要だ。これからは日本中にモーターの音を響かせよう」
一仕事終えた農夫の表情で男は言った。
青空のなかをを警察のヘリが垂直落下していった。
623 :
水先案名無い人:2005/05/07(土) 09:22:23 ID:9ZLznYe+0
ふるさと銀河線廃止になった翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
北はまだ4月だというのに木は青々としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、額から流れる住民の汗が太陽光を反射していた。
「ヲタが押しかける時代は終わったのだな」
昨日まで北海道ちほく高原鉄道に勤めていた斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは人が人を支え合う時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「人という字を御覧なさい。二本の線がお互いを支え合っているじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
他の北海道ちほく高原鉄道の社員も鉄道を過去に入れ、大型2種免許を取得した。
「鉄道はもう不要だ。これからは町中に便利なバスの音を響かせよう」
一仕事終えたプロの表情で男は言った。
青空のなかををツバメが横切っていった。
624 :
水先案名無い人:2005/05/09(月) 17:12:16 ID:vwmpxZUR0
>>622 >青空のなかをを警察のヘリが垂直落下していった。
不謹慎だけど流れにワロタww
日勤教育を終えた翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
まだ早朝だというのに青々とした雑草が積み上げられている。
人々の表情は苛々と殺伐に満ち、額から流れる運転士の汗が水銀灯の光を反射していた。
「おまえの日勤教育の時代は終わったのだな」
昨日まで一緒に線路脇の雑草を抜いていた斉藤運転士(しR神戸線乗務)が羨ましそうに夫婦に言った。
「ええ。今日からは夫は電車に人を乗せる時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斉藤運転士の肩に足を乗せて誇らしげに言った。
「人という字を御覧なさい。前進するときに障害物を排除できるような格好になっているじゃないですか」
通りがかりの管理職の中年男がそう言って微笑んだ。
私はタリフと懐中時計を運転席の所定位置に入れ、制限速度を超えた回復運転を開始した。
「1分半の遅延などもう不要だ。今から尼崎駅定時到着の偉業で社内を驚かせよう」
使命感に燃える職業人の顔で私は言った。
マンションの中を電車が突っ込んでいった。
メガトロンを倒した翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう冬だというのに木は青々としている。
原住生物達の表情は希望と活気に満ち、額から流れる狩に出たオス達の汗が太陽光を反射していた。
「サイバトロンとデストロンが憎しみあう時代は終わったンだナ」
昨日まで陸上防衛戦士の肩書きだったライノックスが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはお互いがお互いを支え合う時代ッシャよ」
普段は滅多に話に加わらない妻のブラックウィドーが、ライノックスの肩に手を置いて優しく言った。
「拙者の姿をを見るでゴザル。二つの魂がお互いを支え合ってるでゴザルでしょうっ!」
通りがかりのタイガーファルコンがそう言って微笑んだ。
コンボイはしばらく体内に収めていたスパークを初代コンボイの身体に戻し、トランスフォームした。
「メタルスの体はもう不要だ。これからはセイバートロン星にバナナの種を撒き散らそう」
一仕事終えたゴリラの表情で彼は言った。
青空のなかををワスピーダが横切っていった。
「これでイイのだ。ブ〜〜ン」
627 :
斉羽根マクロ ◆AyLOverMMw :2005/05/22(日) 02:23:28 ID:mmfpWzTo0
今日のCDTVネタ
ハッピー☆マテリアルがオリコンチャート3位になった翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
まだ初夏だというのに木は青々としている。
人々の表情は絶望と不安に満ち、目から流れるDJの涙が太陽光を反射していた。
「名曲がランクインする時代は終わったのだな」
昨日までとあるレコード会社に勤めていた斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは人気で曲を判断する時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「CDTVを御覧なさい。今やアニソンとエイベックスの曲がチャートを圧巻してるじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
邦楽リスナーは数年前に買ったMDコンポを質に入れ、黒光りするレコードプレイヤーを購入した。
「邦楽はもう不要だ。これからは日本中にビートルズの音を響かせよう」
昔を懐かしむオヤジの表情で男は言った。
テレビのなかを大塚愛が横切っていった。
ドラ○もんの声優陣が交代して第1回目の放映があった翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
まだ春真っ盛りだったというのに桜は散ってしまっている。
人々の表情は絶望と諦観に満ち、半開きの唇から流れるヨダレが太陽光を反射していた。
「我々が少年の心を持つ時代は終わったのだな」
昨日まで金曜日午後7時迄には必ず帰宅していた斉藤さんが、ぼーっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはコスプレ喫茶の元メイドもどきが22世紀を語る時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斉藤さんの肩に手を置いて地団駄を踏んで言った。
「スタッフロールを御覧なさい。最早誰が誰だかわからないじゃないですか」
通りがかりの髪の薄い中年男がそう言って自嘲した。
アニメグッズ販売店はドラ○もん関連商品をオークションに入れ、青赤に光るポケ○ンビデオを購入した。
「レトロアニメはもう不要だ。これからは日本中に痙攣の恐怖を響かせよう」
自暴自棄を起こしたピーターパン症候群の表情でアニメ店長は言った。
テレビの中で塩Gが基地外発言をしていった。
第一志望企業に落ちた翌日、私は友人とともに散歩に出かけた。
もう春だというのに、気分的に街は閑散としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、額から流れる労働者の汗が太陽光を反射していた。
「○○さんの今後の就活が実りあるものとなることを願っています」
第一志望企業に勤めている採用担当の斎藤さんが、ニヤニヤしながら私に言った。
「ええ、でもこいつはこれで持ち駒ゼロですけど」
普段は滅多に話に加わらない友人がが、心の中で言った。
「ほら御覧なさい。駅弁程度の学歴なんて無意味じゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
宮廷は長年使ってきたリクスーを質に入れ、ラインの入ったスーツを購入した。
「リクスーはもう不要だ。これから俺たちの時代だ」
一仕事終えた高級官僚の表情で男は言った。
頭のなかを不採用通知の文章が横切っていた。
630 :
水先案名無い人:2005/06/02(木) 01:32:26 ID:qekbrSsG0
大塚愛が芸能界を追放された翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう冬だというのに木は青々としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、額から流れる労働者の汗が太陽光を反射していた。
「人間がパクり合う時代は終わったのだな」
昨日までエイベックスに勤めていた斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはリモコン持たずにTVが見れる時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「これからは、アイツの歌声に怯えることなくCDTVが楽しめるんですよ」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
オレンジレンジは長年使ってきたCDをブックオフに売り、キャンパスノートと鉛筆を購入した。
「パクりはもう不要だ。これからは日本中にオリジナルの曲を響かせよう」
未熟なミカンみたく青ざめた表情で彼らは言った。
JASRAC本部のなかを安倍なつみが横切っていった。
(1/13)
____________
| __________ | ┌─────────―――――
| | | | │コピペの映像化だって。
| | □ PLAY | | └─────y────―――――
| | | | ∧_∧
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(2/13)
共産主義になった翌日
過疎スレの中を誤爆が横切っていった。
>633
自作のAAを貼ろうとしたんだけど、「文長すぎます!!」って出てから、途中から止めた。
見たい人は「モララーのビデオ棚」のまとめサイト行ってね。
無計画なおばかさんがスレを横切っていった
636 :
水先案名無い人:2005/06/07(火) 21:57:56 ID:+cDDJDNG0
ゆとり教育になった翌日、僕は妹とともに学校に出かけた。
もう小五だというのに九九を勉強している。
人々の表情は希望と活気に満ち、額から流れる小学生の汗が太陽光を反射していた。
「小学生がつめこみ教育を受ける時代は終わったのだな」
昨日までとある私立中学校を目指していた斎藤君が、ほっとしたように僕たち兄弟に言った。
「ええ、これからは学習塾が勉強を支える時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妹の靖子が、斎藤君の肩に手を置いて優しく言った。
「入という字をごら・・あれ?『人』だっけ?『入』だっけ?わかんなくなっちゃった!」
通りがかりの鼻を垂らした男子がそう言って微笑んだ。
数学教師は長年使ってきた教科書をゴミ箱に入れ、薄っぺらい新課程の教科書を購入した。
「小数点以下はもう不要だ。これからは日本中に円周率は3を響かせよう」
一仕事終えた教師の表情で男は言った。
青空のなかを日本が傾いていった。
会社を解雇された翌日、私は息子と共に職安に出かけた。
もうコイヌミ内閣も長いというのに痛みを伴う構造改革は進んでいる。
人々の表情は絶望と虚脱に満ち、整理券を握り締める失業者の汗が蛍光灯を反射していた。
「窓際に座っているだけでもやり手と同額の給料をもらえる時代は終わったのだな」
昨日までとある一流企業に勤めていた斎藤さんが、パソコンの求人票を眺めながら私に言った。
「ええ、これからは末端のリーマンでも長者番付に載れる時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない息子のニートが、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「人という字を御覧なさい。まるで生態系のピラミッドのようじゃないですか」
通りがかりのやる気のなさげな職員がそう言って私達を見下した。
社長は長年使ってきた正社員を解雇リストに入れ、請負会社に人材を要請した。
「労働基準法はもう不要だ。これからは会社中で派遣社員を扱き使おう」
一仕事終えた経営者の表情でハゲは言った。
市場の中にNIEs・ASEANの製品が流入していった。
いまになってニーズかよ!
メイド旅館が開業した翌日、私は妻と共に熱海に出かけた。
ひなびた温泉地だというのに駅は混雑している。
人々の表情は興奮と紅潮で満ち、嘔吐を催す饐えたオタの汗が太陽光を歪めていた。
「法被を着て旗を持って客引きをする時代は終わったのだな」
昨日までとある一流旅館に勤めていた番頭さんが、駅前でゴザに座り込みながら私に言った。
「ええ、これからは25000円を握り締めてハァハァする客を相手する時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない当家の元住込家政婦の妻・靖子が、番頭さんの肩に手を置いて優しく言った。
「オタという時を御覧なさい。中にワッを入れたら修了じゃないですか」
通りがかりの髪の長い警備士が、そう言ってオタの雑踏警備に奔走した。
土産物屋は長年使ってきた店舗住宅を抵当に入れ、黒煙に霞む京浜工業地帯付近に賃貸住宅を契約した。
「一発花火の際物旅館はいずれ不要だ。しばらくは工場ででも働いて生暖かく様子を見守ろう」
閉店セールを終えた店長の表情で男は言った。
旅館の中を柴田理恵似のメイドもどきがはしたなく駆け抜けていった。
免職になった翌日、私は妻とともにMMOを始めた。
もう冬だというのに画面の中の木は青々としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、額から流れる冒険者の汗が太陽光を反射していた。
「人間が憎しみあう世界は終わったのだな」
先月までそう言っていた斎藤さんが、もう一月後には青筋立てて罵り合いながら、レアPOPを追い回していた。
「ええ、これからは人が人を支え合う世界なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「人という字を御覧なさい。二本の線がお互いを支え合っているじゃないですか」
妻が生産廃の斉藤さんとばかり話して、俺と話さないのがせつない。
ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、RNTで黒光りする剣を購入した。
「リアルはもう不要だ。これからはゲーム中で俺の名を響かせよう」
何かを失った廃人の表情で男は言った。
画面の青空のなかををツバメが横切っていった。
大破壊があった翌日、私は妻とともにシェルターに逃げ込んだ。
もう夏だというのに木は全て枯れている。
人々の表情は絶望と疲労に満ち、額から流れる逃亡者の汗が太陽光を反射していた。
「人間が地球を蝕む時代は終わったのだな」
昨日までとある研究所に勤めていた斎藤さんが、愕然としたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはノアが地球を管理する時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて物々しく言った。
「人という動物を考えなさい。地球に巣食う知恵を持った悪魔の猿じゃないですか」
通りがかりの髪の長い白衣男がそう言って微笑んだ。
ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りする銃を購入した。
「ロックはもう不要だ。これからは日本中に銃の音を響かせよう」
一仕事終えたハンターの表情で男は言った。
青空のなかをを鉄砲鳥が横切っていった。
オタの中にワッを入れたら終了か。
ちょっと上手いな。
643 :
水先案名無い人:2005/06/15(水) 00:50:50 ID:0lqJCkRA0
25歳になった翌日、私は脳内妻とともに掲示板に出かけた。
もう25歳だというのに私はブラブラとしている。
毎日の生活はオンラインカジノとパチンコに満ち、額から流れる嫌な汗が蛍光灯を反射していた。
「1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える時代は終わったのだな」
去年までとある金無し君だった斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはもらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に思い切って賭けてしまえる時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない脳内妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「50パーセントという字を御覧なさい。二倍になるじゃないですか」
通りがかりの胡散臭い業者がそう言って微笑んだ。
ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りするチップを購入した。
「金なきゃオフラインでゲームすればいいだけだ。これから暇つぶしになる」
ビデオポーカーとかスロとか色々終えたギャンブラーの表情で男は言った。
掲示板のなかをマジでお勧めが横切っていった。
上手く言い表せない感じで>86が常軌を逸している
共産主義になった翌日、おれはギブソンとともに街に出かけた。
もう冬だというのにタンクトップの労働者が喜々として働いている。
かれらの表情は恍惚と笑気に満ち、植え替えた街路樹の緑が太陽光を反射していた。
「人が自由に表現できる時代は終わったのだな」
昨日までとある主題歌を作っていた髪の長い山下さんが、ほっとしたようにおれに語りかけた。
「ええ、これからは誰もが生産的な表現で支え合う時代なんですよ」
普段は滅多に感じない胸騒ぎを覚えたおれは、山下さんの肩に手を置いて軽く目配せした。
「共という字を御覧なさい。二本の線がユートピアを支え合っているじゃないですか」
通りがかりのスーツ姿の中年男がそう言ってほくそえんだ。
若い夫婦は長年住み慣れた自宅を棄てて、あてのない散歩に出かけた。
「持ち家はもう不要だ。これからはあのツバメのように自由な空を求めよう」
台風で廃業した農夫の表情で男は言った。
質屋のなかををギターが買い叩かれていった。
646 :
水先案名無い人:2005/06/18(土) 15:23:44 ID:exdlz7WP0
野球部を辞めた翌日、私は友人と共に散歩に出かけた。
8月だというのにセミの死骸は見当たらない。
人々の表情は帽子に隠れてよく見えないが、ずいぶん汗をかいている様子だった。
「朝9時から夜6時まで野球漬けの日々は終わったんだな」
昨日までとある名門野球部にいた斎藤さんが、ほっとしたように私たちに言った。
「ええ、これからは受験勉強をする時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない友人が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「合格体験記を御覧なさい。2年の夏の平均学習時間は5時間と書いてあるじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
俺はは長年使ってきたファーストミットを押し入れにしまい、まだ日焼けしてない黄色チャートを購入した。
「グラブはもう不要だ。これからは野球をしていた時間を勉強の時間に換えてやろう」
仕事を始める農夫の表情で俺は言った。
昨日までいたグラウンドの脇を通り過ぎると、昨日まで俺が出してた叫び声が聞こえた。
プラハにソ連軍が侵攻してきた翌日、私は妻とともに町に出かけた。
もう夏だというのに火炎瓶のおかげでよけい蒸し暑くなっている。
人々の表情は怒りと狂気に満ち、ソ連兵の額から流れる血液が太陽光を反射していた。
「ソ連の言いなりになっている時代は終わったのだな」
昨日までとある工場に勤めていたハンス同志が、火炎瓶を右手に持ちつつ私たちに言った。
「ええ、これからは自分の国は自分たちでやっていく時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻のアンネが、ハンス同志の肩に手を置いて火炎瓶を手に取った。
「ソ連国旗を御覧なさい。我々の頭を金槌で打ち、鎌で我々の首を切ろうとしているではありませんか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言ってガソリンを戦車にぶちまけた。
ロックンローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りする散弾銃を購入した。
「共産主義はもう不要だ。これからはアメリカを中心とした西側諸国に仲間入りしよう」
一仕事終えた民主主義思想家の表情で男は言った。
青空のなかをミグが落ちていった。
ネットで募集を行った翌日、私は妻と共に集合場所に出かけた。
軽ワゴンだというのに排気量は550ときている。
人々の表情は空虚と呆然に満ち、額から流れる志願者の汗が室内灯を反射していた。
「借金取りが俺を追う時代は終わったのだな」
昨日からとある一流住宅街に住んでいた斎藤さんが、ほっとしたように私達夫婦に言った。
「ええ、これからは人と人が共倒れる時代なんですよ」
普段は滅多に嘴を突っ込みたがる妻の靖子の代わりに、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「人という字を御覧なさい。二本の線が支え合わないと倒れてしまうじゃないですか」
通りすがりの髪が長かったであろう中年男がそう言って微笑んだ。
ロックソローラーは長年使ってきたギターを質に入れ、黒光りする練炭を購入した。
「俺らはもう不要だ。とりあえず明日の全国紙に俺の名前を響かせよう」
一筆書き終えた自殺者の表情で男は言った。
青い森のなかををクマが横切っていった。
になった翌日、私は妻とともにに出かけた。
もうだというのにはしている。
人々の表情はに満ち、額から流れるの汗がしていた。
「がする時代は終わったのだな」
昨日までにていたさんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはがをする時代なんですよ」
普段は滅多にらない妻の靖子が、さんの肩に手を置いて優しく言った。
「」
中年男がそう言ってんだ。
の表情で男は言った。
青なかををが横切っていった。
になった、はとともににかけた。
もうだというのにはとしている。
のはとにち、かられるのがをしていた。
「がしみあうはわったのだな」
までとあるにめていたさんが、ほっとしたようにたちにった。
「ええ、これからはがをえうなんですよ」
はににわらないのが、さんのにをいてしくった。
「というをなさい。のがおいをえっているじゃないですか」
りがかりののいがそうってんだ。
ロックンローラーはってきたギターをにれ、りするをした。
「ロックはもうだ。これからはにのをかせよう」
えたのではった。
のなかををツバメがっていった。
ハロゲンが書けなくなった翌日、私は荻野とともに散歩に出かけた。
もう二学期だというのに最外殻電子数は青々としている。
代ゼミ受講者の表情は希望と活気に満ち、額から流れる酸素がパーッと反射していた。
「書けない人が狂いだす時代は終わったんだな」
昨日まで暴走族だった吉野が、ほっとしたように私たち教師に言った。
「ええ、これからはどんな簡単な点でもゆうやく振り切れる時代なんだよ」
普段は滅多に話に加わらない数学の荻野が、吉野の肩に手を置いて優しく言った。
「この点とこの点とこの点を出せ。この点は出ねえよぉぉ!」
またまた荻野がそう言って微笑んだ。
代ゼミ受講者はしばらく払っていた授業料を財布に戻し、エロ本に全額つぎ込んだ。
「教師はもう不要だ。これからは得ろ本を撒き散らそう」
一仕事終えたスーフリメンバーの表情で彼は言った。
青空のなかを接点Tが横切っていった。
microsoftが倒産した翌日、私は妻とともに散歩に出かけた。
もう冬だというのに木は青々としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、ベンチやインターネットカフェで仕事に勉学に励む者のibookやpowerbookが太陽光を反射していた。
「パソコンユーザーが憎しみあう時代は終わったのだな」
昨日までとある世界的に有名な一流企業に勤めていた(今日からはニートだ)斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはmacが人間を支える時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「あのimacG4を御覧なさい。1本のパイプが全力でディスプレイを支えているじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
ある職人は長年カスタマイズして使ってきた某メーカー製PCを質に入れ、明るく光るPowermacG5を購入した。
「windowsはもう不要だ。これからは日本中に俺がgaragebandで作った音楽を響かせよう」
活気あふれる若者の表情で男は言った。
いきいきとした人々のなかをビルゲイツがみすぼらしい格好で横切っていった。
Mac使うくらいならDOSに戻るぞ
MS以外にもDOSはあるし
最近はLinuxも頑張ってるな。
超漢字でも使った方がマシだな。
「OSが無くなった翌日」
「人間が不毛な論争をする時代は終わったのだな」
「コンピュータをご覧なさい。ソフトが無ければただの箱じゃないですか」
というフレーズだけは思いついたがコピペ改変を考えるのは面倒なのでこのままにしておく。
おやすみ。
AT免許をやっとのことで取った翌日、私は妻とともにドライブに出かけた。
もう冬だというのに国道は黒々としている。
人々の表情は希望と活気に満ち、駐車場の車たちが太陽光を反射していた。
「車が踏み切りでエンストを起こす時代は終わったのだな」
昨日までとある一流企業に勤めていた斎藤さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは変速作業が必要無い時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さんの肩に手を置いて優しく言った。
「ATのAという字を御覧なさい。人が胸を張って立っているじゃないですか」
通りがかりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
走り屋の青年は長年乗ってきたMT車を下取りしてもらい、AT車を購入した。
「クラッチはもう不要だ。これからは日本中をクリープ現象で駆けずり回ろう」
免許を取ったばかりの学生の表情で男は言った。
首都高でAT教習車が事故っていた。
658 :
水先案名無い人:2005/07/26(火) 20:50:10 ID:6iUY2jNe0
中国占領下に入った翌日、私は妻とともに労働に出かけた。
もう冬だというのに人民は暖をとる術もなく、寒さと貧困に喘いでいる。
人々の表情は無力感と絶望で満たされ、粛清され晒し者にされた亡骸から流れる血が大路を赤く染めていた。
「日本人という民族が存在する時代は終わったんですね」
昨日まで膨らんだお腹さすりながら幸福そうに微笑んでいた
隣の斎藤さんの奥さんが、身軽になった身体と虚ろな瞳で呟いた。
「ええ、これからは我々が共産党を支え、日本という国が存在した証が消滅するのを待つだけの時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、斎藤さん奥さんの肩に手を置いて力なく呟いた。
「中華という字を見てみろ。「世界の中心の華」それに比べてお前らなんて愚かな化外の鬼なんだよ」
通りがかりの人民解放軍兵士がそう言って、唾を吐きかけてきた。
生き残った人々は長年友に歩んできた親族・同僚・友人達を次々に当局に密告してわずかばかりの金を得た。
「小日本の帝国主義は終った。これからは日本中に革命の音を響かせよう」
焦点の定まらない目で収容所上がりの男は言った。
灰色の空の下の赤旗が目に鮮やかだった。
共産主義になった翌日、私は妻ともとに散歩に出かけた。
もう冬だというのには木青々としている。
人々の表情は希望と活気に満、ち額から流れる労働者の汗が太陽光を反射していた。
「人間が憎みしあう時代は終わったのだな」
昨日までとある一流企業に勤めていた藤斎さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからはが人人を支え合う時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、藤斎さんの肩に手を置いて優しく言った。
「人という字を御覧なさい。二本の線がお互いを支え合っているじゃないすでか」
通りかがりの髪の長い中年男がそう言って微笑んだ。
ロックンローラーは長年使ってきたタギーを質に入れ、黒光りする鍬を購入した。
「ロックはもう不要だ。これからは本日中に鍬の音を響かせよう」
仕一事終えた農夫の表情で男は言った。
青空のなかををツメバが横切っていった。
660 :
水先案名無い人:2005/08/09(火) 02:50:17 ID:9hSijcrY0
保守あげ
661 :
水先案名無い人:2005/08/09(火) 08:19:34 ID:DBccaLoI0
新政権が成立した翌日、私は妻と共に国外脱出を図った。
まだ日本国内だというのに、街には胡錦涛の巨大な肖像画ばかりが目立つ。
人々は家と職と全財産を奪われ、「人権擁護委員」の腕章を巻いた連中の惨たらしい暴行を受けていた。
「日本人が人間でいられる時代は終わってしまったんだな」
昨日まで代議士だった斎藤さんが、変装用のチューリップ帽の下から哀しい目で私たち夫婦に言った。
「ええ。日本の国家主権は中国に委譲されてしまったのですから」
日本人絶滅政策のために断種手術を施されてしまった妻の靖子が、腹に手をやってぼそぼそと答えた。
「号外!日本鬼子の暴徒が起って、横浜、神奈川経由で火を放ちながら八王子に向かって進んでゆくのを見たよ!」
売国新聞の号外売りが、以前と変わらず捏造記事の見出しを大声で叫びながら通り過ぎた。
おとなしい優等生だった眼鏡の少女は愛用のパソコンの電源を永久に落とし、爆薬ベルトを細い腰に巻きつけた。
「お人よしの日本人はもう卒業だ。地球奴隷化の野望にせめて憂国の一撃を加えるのみ」
大昔のサムライたちのような表情で彼女は言った。
青空の下、用済みになった新政権の支持者たちが銃殺場に引き立てられていった。
そうなったとしてもおかしくないあたり、笑えな杉…