共産主義になった翌日、私はトイレを求めて全力疾走していた。
もう冬だというのに木は青々としている。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた。
「ウホッ!いい男…」
突然その男は私の見ている目の前でツナギのホックをはずしはじめた。
「やらないか」
イイ男に弱い私は誘われるままホイホイとトイレについて行ってしまった。
「よかったのかホイホイついてきて 俺はノンケだってかまわないで食っちまう人間なんだぜ」
少し悪っぽいその男がそう言って微笑んだ。
ホモ・セックスもやりなれているらしくトイレにはいるなり私は素裸にむかれてしまった。
「それじゃあとことんよろこばせてやるからな」
言葉どおりに彼はすばらしいテクニシャンだった。
ドアのむこうで中年男性が顔を赤らめていた。