短気な家系のガイドライン

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84やってみた
2002年05月26日(日) 短気なチーム!?
そのうち選手たちが攻撃に飽きはじめ、ベンチ内をちょろちょろ走り回って遊んでいて私たちも攻撃やめようか…とサインを出し始めたとき、矢野が
「さっき5点差でバントですかって言ってた」というので島野と目くばせをして
「誰が?」と聞くと
「野手の人」とのこと。
矢野の手を引っ張り、グラウンドに出て「どの人やった?」と聞くと私の様子がおかしいと気づいたのか「元巨人の人だけどよく覚えてない」と言いました。
「はっきり言いわんか!」と言うと泣きそうになりながら一人の若い捕手を指差しました。その人のところへ行って
「お前、うちの選手が攻めてるのを見て5点差でバントがどうとか言ったんだって?」と言うと
「いえ、言ってません」というので矢野に
「こいつなんやろ?」と聞くと目をこすりながら
「わかんない」と、怒られたときのようにしゅんとしてしまいました。
コーチたちもベンチの奥から出て来て、「どうした?」と言うので説明すると「なにぃ?」と飛んできて「野手全員並べろ!!」と大騒ぎ。
もう一度矢野のそばに行き「中日のためにもきちんと言わないといけないからこの中の誰が言ったのかちゃんと言え」と説得したらやはりその捕手だと言いました。
頭をなでながら「先に出ていなさい」とベンチに戻し、そいつの胸ぐらをつかんで
「やっぱりテメーが言ったんじゃねーか!!」と言うと「すいません!!」と蚊の鳴きそうな声を出していました。
殴ろうと思ったら田淵が横からやってきてボカッ!バコッ!!
少しすると島野も出てきてまたもやバキッ!ボカッ!バコッ!!
「ワシらが5点差でバントさせる首脳陣や!!」と言うと「すいません、すいません!!」と泣きそうな顔で謝り、ガタガタ震えていました。
殴る島野の手を止めようとする山Qの手を押さえ、「チームのためなんや」とワシが言うとすんなり手を引っ込めたということは殴られても仕方がないなと山Qも思ったんやろう。
島野は山Qにも「お前んところは選手にこういうことを平気で言うような教育をしているのか!と怒鳴りまくり。かなり大暴れしてしまったな。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/kiji/2002/05/27/01.html