勝手に今日輝いていたレス大賞　Part18

かなりの力作だと思う、マジで。ちょっと感動。

http://v-v.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1048611724/579

人間の盾として意気揚々と出かけた彼だったが、力及ばず戦火は広がり、彼もまた流れ弾に倒れた。
薄れいく意識の中で彼の目には一人の黒衣の男が映った。
「貴方は誰ですか？」
「俺は死神だ。これから死んでいくお前を迎えに来たのだ。」
「そうですか…盾としてきたからには死は覚悟の上でした。けど私は良い行いをしたと自負してます。
私は天国に逝けますよね？」
死神は醒めた目で彼を見ながら首を横に振った。
「何故ですか？私はよい行いをしたはずです！！」
一つため息をついて死神は語った。
「お前の行動は自殺行為だった。キリスト教の天国は自殺者は受け入れない。また、仏教でも命を粗末
にして親より先に死んだものは極楽にはいけない」
「ではイスラムの天国はどうです！！」
「それも駄目だ。イスラムの天国は戦わないものには開かれない。」
彼は必死に叫んだ。
「私はよい行いをしたはずです。お願いです。私を神様の元に連れて行ってください！！」
死神はしばらく思案したのち薄く笑って彼に告げた。
「一つだけお前が神の元にいく方法がある。しかしお前はそれを望むまい」
喜色をたたえて彼は叫んだ。
「お願いです。そこに連れて行ってください！！私は神の元にいきたいのです。」



彼は今、靖国にいる。