今日、リリアン学内歩いてたら、前から百合女が二人やってきた。
なんか一人が凛としたよく通る声で「あなたは〜〜〜!!だからタイが
曲がっていてよ〜〜〜!!この〜〜〜!」
ともう片方のタイを直しました。
絞められた方は「きゃあぁーー!マリア様マリア様!!」と十字を切っていた。
割と恥ずかしさで沸騰しているらしく、顔がドンドン百面相になっていった。
薔薇の館でもう一人、仲間らしい奴が出てきてその二人に声をかけた。
「あ!祐巳さんと祥子さま!奇遇ですね!」 「あら!そうおっしゃるあなたは****(聞き取れず。何かギンナンぽい名前)ではなくって!?
ごきげんよう!」
「ごきげんよう!出た!ごきげんよう出た!得意技!ごきげんよう出た!ごきげんよう!これ!ごきげんよう出たよ〜〜!」
俺はこれが常識的反応かもしれないと思った。
あの時、私たちをじっと見ていらしたのは
あなただったの・・・
あなたも私たちの仲間にならないこと?
それとね
百合女なんて心外でしてよ
百合っておっしゃる前に
ご自分から百合になればよろしいんじゃなくって
なぜって私たちは同じブゥトン好き
同じ薔薇様信奉者じゃないの
薔薇様とは絶対の真理の事
何の欠点もあってはならないのだから
空手が手に何も持たないことを旨とする道でしたら
薔薇様はスール関係を旨とする道
それを最近の香具師はお判りになっていらっしゃらないのね
例えば、ロザリオの授受にしても
私たちは、月と、マリア様の下以外でやってはならない
それは、ムードを重んじるとかではない
それが私たちの責務なのよ