19 :
水先案名無い人:
「じゃあまだ次の戦争は始まってないんだね」と羊男は言った。
僕は「始まってない」と言ってから少し考えて「まだ始まっていない」と言った。
「でも、そのうち始まるよ。人間は本当は殺しあうのが好きなんだ」
ねぇ羊男。ここはひどい世界だよ。
20 :
水先案名無い人:03/03/21 02:10 ID:zWvRnD8V
「そして、ち、地図を描くんだ。
お、大きな砂漠の、ち、地図を描くんだ。」
「僕は君のスレッドを読むことが出来る。そしてそれをひとつにまとめることができる。
君のスレッドはもう失われたばらばらの断片じゃない。それはそこにあって、もう誰にもそれを奪い取ることは出来ないんだ。」
22 :
水先案名無い人:03/03/21 15:17 ID:xibNKX/u
「西の空でむくどりが鳴いている。そして僕はそっと目を閉じた。」
23 :
水先案名無い人:03/03/22 08:24 ID:ZMzkNmUG
「まともな査察をつづければよかったんだ。国連のやつをさ」
「もちろんそれも考えましたよ。僕もそのとき56だったし、
まあこのへんで平和的解決をしても悪くないなってね。
でもやはり結局はダメです。僕はそういうタイプの人間じゃないんです。
僕はなんていうか、そういう風な負け方に我慢ならないんです。
安保理決議とか国際世論といったようなわけのわからない理不尽な
ものに降参して、それで自分の生き方を簡単に変更しちゃうという
ことに対してね。それで僕はとにかくトマホークとパトリオットの
最後の一発がしぼりとられちまうまでとにかく戦ってやろうと決心したんです」
「ふうん」と僕は言った。
「村上さんならどうしますか?」
「さあどうするかな、見当もつかないな」と僕は言った。本当に見当がつかなかったのだ。