吉牛 Part13【もう見てらんない】

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478水先案名無い人
そんな事より隊長よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。

昨日、客人迎えたんです。客人。
そしたらなんかまんじゅう食べててなかなか帰らないんです。
で、よく見たらなんか怖がってて、まんじゅう怖い、とか言うんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、まんじゅう如きで普段怖がらない食べ物怖がってんじゃねーよ、ボケが。
まんじゅうだよ、まんじゅう。
なんかひたすら食べてるし。怖がりなうえに食欲旺盛か。おめでてーな。
よーし怖いからいっそのこと食べちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前な、別の菓子やるからさっさと帰れと。
まんじゅうってのはな、恐怖の対象じゃないんだよ。
向かいに座った客人といつまでもマターリしててもおかしくない、
和むか和まれるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。大喰らいは、すっこんでろ。
で、やっと食べ終わったかと思ったら、そいつが、戸棚のまんじゅうも怖い、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、普通他人の家で菓子なんか要求しねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、まんじゅう怖い、だ。
お前は本当にまんじゅうが怖いのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、まんじゅう食いたいだけだけちゃうんかと。
謙虚な俺から言わせてもらえば、他人の家での態度はやっぱり、
遠慮がち、これ最強。
しかしこれだと次から菓子が少なくなるという危険も伴う、諸刃の剣。
大喰らいにはお薦め出来ない。
まあお前ら大食漢は、一杯の熱いお茶でも飲んでなさいってこった。