面接官「特技はイオナズンとありますが?」
学生 「はい。イオナズンです。」
面接官「イオナズンとは何のことですか?」
学生 「魔法です。」
面接官「え、魔法?」
学生 「はい。魔法です。敵全員に大ダメージを与えます。」
面接官「・・・で、そのイオナズンは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
学生 「はい。敵が襲って来ても守れます。」
面接官「いや、当社には襲ってくるような輩はいません。それに人に危害を加えるのは犯罪ですよね。」
学生 「でも、警察にも勝てますよ。」
面接官「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
学生 「敵全員に100以上与えるんですよ。」
面接官「ふざけないでください。それに100って何ですか。だいたい・・・」
学生 「100ヒットポイントです。HPとも書きます。ヒットポイントというのは・・・」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
学生 「あれあれ?怒らせていいんですか?使いますよ。イオナズン。」
面接官「いいですよ。使って下さい。イオナズンとやらを。それで満足したら帰って下さい。」
学生 「運がよかったな。今日はMPが足りないみたいだ。」
面接官「帰れよ。」
面接官「特技はイオナズンとありますが?(何だ…コイツ?)」
学生 「はい。イオナズンです。(参ったなあ…冗談のつもりだったのに…)」
面接官「イオナズンとは何のことですか?」
学生 「魔法です。」
面接官「え、魔法?」
学生 「はい。魔法です。敵全員に大ダメージを与えます。」
面接官「・・・で、そのイオナズンは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
学生 「えぇっと、特に何も…」
面接官「メリットが無ければ特技の意味が無いですよね?。それに人に危害を加えるのは犯罪ですよね。」
学生 「はあ、そうですね。」
面接官「いや、納得されても・・・」
学生 「どうかしていたみたいです。」
面接官「面接を何だと思ってるのですか。だいたい・・・」
学生 「本当にすいませんん。ちゃんとした特技が無かった物で…」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
学生 「はあ、そうですね。」
面接官「おっと、最後の質問の配属希望を聞くのを忘れてました。」
学生 「本社総務部を希望します!」
面接官「帰れよ。」