夏目漱石「坊ちゃん」のガイドライン

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93水先案名無い人
何の気もなく打席へ立つと、スタンドいっぱい位な大きな字で、【揉み岡先生】と書いてある。
俺の顔を見てみんなわぁと笑った。俺は馬鹿々々しいから、「乳を揉んじゃおかしいか」と聞いた。
すると観客の一人が、「然し生乳は過ぎるぞな、もし」と言った。生で揉もうが服の上から揉もうが、俺の銭で
俺が揉むのに文句があるもんかと、さっさと三振してベンチに帰ってきた。
攻撃が終わってサードの守備にでると【一つ合コンで乳揉み也。但し笑う可からず】とバックスクリーンに書いてある。
さっきは別に腹も立たなかったが今度は癪に障った。冗談も度を越せばいたづらだ。
一緒や!打っても!(反対語は、ヒット4本損したわ)のようなもので、誰も誉め手はない。
阪神ファンは此呼吸が分からないから、どこ迄押していっても構わないという了見だろう。
3ヶ月も経つと浮上のきっかけもないような最下位に慣れて、他に何もネタがないから、乳揉み事件を
バックスクリーン3連発のように触れちらかすんだろう。憐れな奴らだ。
’86以降、毎年こんな指定席にいるから、いやにひねっこびた、夕刊フジの様な小人ができるんだ。
無邪気なら一所に笑ってもいいが、こりゃなんだ。ファンの癖に乙に毒気を持ってる。
「こんないたづらが面白いか、卑怯な冗談だ。君らは卑怯という意味を知ってるか」と言ったら、
「高い給料もらって結果残さない卑怯ぢゃろうがな、もし」と答えた奴がある。
やな奴だ。
わざわざ日ハムから、こんな球団を救いにきたのかと思ったら情けなくなった。