「諸君　私は〜が好きだ」をはって ＜２＞

諸君　私は名古屋が好きだ
諸君　私は名古屋が好きだ
諸君　私は名古屋が大好きだ

名古屋城が好きだ　大名古屋ビルヂングが好きだ　名鉄パノラマカーが好きだ
味噌カツが好きだ 寿がきやが好きだ　両口屋是清が好きだ

栄で　今池で　矢場町で　伏見で　上飯田で　大津橋で　大須で　大曽根で　星が丘で　新瑞橋で
この地上の　ありとあらゆる名古屋が大好きだ
英知をな備えた　名古屋同志の一斉攻撃が　轟音と共に敵を　吹き飛ばすのが好きだ
集中砲火を浴びたた敵が　名古屋の偉功の前にでばらばらになった時など　心がおどる
名古屋市民の操る　煽り文句が　敵を撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて　没落する都市から　飛び出してきた敵都市を　重要文化財の数でなぎ倒した時など　胸がすくような気持ちだった
データをそろえた　我々が　敵の主張を　蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の田舎者が　既に息絶えた同胞を　何度も何度も刺突している様など　感動すら覚える
敗北主義の　逃亡者達をスレッド上に　吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ田舎者達が　私の振り下ろした手の平とともに　金切り声を上げる煽りにばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
哀れな抵抗者達が　卑小な力で　健気にも立ち上がってきたのを　金鯱輝く名古屋城が　都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など　絶頂すら覚える

必死に守るはずだった街々が蹂躙され　女子供が犯され殺されていく様は　とてもとても悲しいものだ
東京の物量に押し潰されて　殲滅されるのが好きだ
大阪の攻撃に追いまわされ　害虫の様に地べたを這い回るのは　屈辱の極みだ

諸君　私は闘争を　地獄の様な闘争を望んでいる
諸君　私に付き従う名古屋の戦友諸君　君達は一体　何を望んでいる？
更なる闘争を望むか？　情け容赦のない　糞の様な敗北を望むか？
鉄風雷火の限りを尽くし　三千世界の鴉を殺す　嵐の様な闘争を望むか？

名古屋！！　名古屋！！　名古屋！！

よろしい　ならば尾張大納言だ
我々は満身の力をこめて　今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だが　この暗い闇の底で　１世紀もの間　堪え続けて来た我々に　ただの尾張大納言ではもはや足りない！！

大名古屋を！！　一心不乱に大名古屋を！！

我らはわずかに２１８万人　２２０万に満たない地方都市に過ぎない
だが諸君は　一騎当千の古強者だと　私は信仰している
ならば我らは諸君と私で　総兵力２１億８千万と1人の軍集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり　眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで　引きずり下ろし　眼を開けさせ　思い出させよう
連中に恐怖の味を　思い出させてやる
連中に我々の　軍靴の音を思い出させてやる
天と地とのはざまには　奴らの哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
２１８万人の名古屋人の戦闘団で　世界を燃やし尽くしてやる