「諸君 私は〜が好きだ」をはって

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360水先案名無い人
(MJ=まずいジュース)
諸君 私はMJが好きだ
諸君 私はMJが好きだ
諸君 私はMJが大好きだ

ドクターペッパーが好きだ メッコールが好きだ ポストウォーターが好きだ
カロリーメイトが好きだ ルートビアーが好きだ ゴーヤジュースが好きだ
ニアウォーターが好きだ おでんが好きだ とんがらCが好きだ

自宅で オフィスで 病院で 学校の廊下で コンビニ前の駐車場で
自販機屋の前で 駅のホームで 輸入食品屋前で ファミレスで 旅行先で
この地上で飲まれる ありとあらゆるMJが大好きだ

寂れた自販機に 見たこともない怪しげな缶ばかりが 並んでいるのを見るのが好きだ
「アレはマズイ」と評判の飲料を 何気なく入った店で見つけると心がおどる
ドキドキしながら プルトップを開ける瞬間が好きだ
まず舌でなめて 試飲してみるなどということを考えず 豪快に口を付け
一気のみした時など 胸がすくような気持ちだった
意味深な笑顔とともに 「これ差し入れ」と
不思議なセンスのパッケージの缶を 友人に渡すのが好きだ
そのまずさに恐慌状態の友人が 飲み終わった後に 何杯も何杯も水を
飲んでいる様など感動すら覚える
健康飲料の名目で発売されたMJを飲みつつも そのあまりのまずさに
自分の生命を縮めている気がしてくるのも もうたまらない
MJが発売された経緯を想像してみるのも 最高だ
舌の上で 薬品のような味や 癖の強い果物の味が 転がり喉に流れてゆく時など
絶頂すら覚える
MJだろうと期待して飲んだら 案外うまくて拍子抜けするのもそれはそれで好きだ

お気に入りの店で いつものMJを買おうとして いつもの棚を覗いたら
影も形もなくなっていて その後入荷が途切れるのは とてもとても悲しいものだ
前日に買ったMJ候補を楽しみに帰ってきたら家族に飲まれていて
「一口飲んでけどあまりにマズイから捨てた」と言われるのが好きだ
在庫管理が行き届きすぎたコンビニで 普通の味の飲料を買わざるおえない
状況に陥らされるのは 屈辱の極みだ

諸君 私はMJを 泥水の様なMJを望んでいる
諸君 私に付き従うMJファン諸君 君達は一体 何を望んでいる?
更なるMJを望むか? ケミカル臭と科学薬品の味のする 薬の様なMJを望むか?
原材料の限りを尽くし ビル街に適応したカラスすら舐めない
毒の様なMJを望むか?

MJ!! MJ!! MJ!!
よろしい ならばMJだ
我々は満身の力をこめて 今まさに飲みつくさんとする喉だ
だが 不況、飽和市場の中 メーカーや商社が無難な飲料をばかり
出す、輸入する状況に 堪え続けて来た我々に ただのMJではもはや足りない!!

MJを!! 劇物や地雷といった表現が生ぬるく思えるような超MJを!!

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ物好きに過ぎない
だが諸君は 一騎当千の「お客様」と 私は信じている
ならば我らは諸君と私で 影響力100万と1倍のMJクレイマーとなる
マーチャンダイジングに汲々とし 常識的な味の飲料を出すメーカーと輸入商社を叩き起こそう
髪の毛をつかんで 引きずり下ろし 口を開けさせ 流し込もう
連中に魅惑の味を 思い出させてやる
連中にMJの 深遠なる魔力を思い出させてやる
天と地とのはざまには 奴らの常識では思いもよらぬ飲料の嗜み方がある事を思い出させてやる
一千人のMJ愛好家で 日本中のノン・アルコールの味の常識を書きかえてやる