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水先案名無い人:
諸君 私は煙草が好きだ
諸君 私は煙草が好きだ
諸君 私は煙草が大好きだ
マルボロが好きだ ラークが好きだ セブンスターが好きだ ピースが好きだ
フロンティアが好きだ キャスターが好きだ クールが好きだ ウィンストンが好きだ エコーが好きだ
街中で 道路で 車内で 草原で 雪原で 砂漠で 海上で 空中で 泥中で 湿原で
この地上で喫煙される ありとあらゆる煙草が大好きだ
ライターをならべた キャバ嬢の一斉点火で 紫煙を大量に 吹き出すのが好きだ
空高く掲げた煙草が 日光の下で燃え盛るのを見る時など 心がおどる
最近喫い始めた ピースの2.4mgのニコチンが 肺を壊していくのが好きだ
悲鳴を上げて禁煙車から飛び出して メンソールを吸い込んだ時など 胸がすくような気持ちだった
副流煙の方向を揃えた連中が 嫌煙者達を 蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の厨房が 既に火の消えた吸殻を 何度も何度も踏み消している様など 感動すら覚える
嫌煙主義の連中を囲み 煙攻めにしていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ嫌煙者達が 私の喫っている煙草を見ながら 今にも金切り声を上げそうな顔をして イライラした視線を送ってくれるのも最高だ
哀れな禁煙者達が 雑多な禁煙グッズで 健気にも禁煙しようとしている意志を 私の差し出した一本のラークが その人格ごと木端微塵に粉砕した時など 絶頂すら覚える
嫌煙主義者達に 蔑視されるのが好きだ
必死に守るはずだった煙草が水に蹂躙され パッケージに浸透して喫えなくなっていく様は とてもとても悲しいものだ
ニコチンの摂取量に押し潰されて 肺癌だと診断されるのが好きだ
死の恐怖に追いまわされ 錯乱のあまり山のように煙草を喫うのは 屈辱の極みだ
諸君 私は煙草を 地獄の様な煙草を望んでいる
諸君 私に付き従う愛煙家戦友諸君 君達は一体 何を望んでいる?
更なる煙草を望むか? 情け容赦のない 糞の様な煙草を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の肺細胞を殺す 嵐の様な煙草を望むか?
煙草!! 煙草!! 煙草!!
よろしい ならば煙草だ
我々は満身の力をこめて 今まさに着火せんとするターボライターだ
だが この暗く狭い喫煙室で 煙草を吸いたくなる度に 堪え続けて来た我々に ただの煙草ではもはや足りない!!
大煙草を!! 一心不乱の大煙草を!!
我らはわずかに人口一億三千万の40%に満たぬ愛煙家に過ぎない
だが諸君は 一騎当千のヘビースモーカーだと 私は信仰している
ならば我らは諸君と私で 一日の総ニコチン摂取量二百四十九万六千kg(一日にピース一箱)の喫煙集団となる
喫煙スペースを彼方へと追いやり ガムを噛んでいる連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで 引きずり下ろし 煙を吸わせて 思い出させよう
連中に煙草の味を 思い出させてやる
連中にJTが どんなにがんばっているかを思い出させてやる
天と地とのはざまには 奴らの哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
ほんのわずかな喫煙者達が 世界を副流煙で埋め尽くしてやる
全発火装置点火 とりあえず目覚めの一本
起床!! 新しいパッケージを開封!!
「最後の愛煙家集団 総司令官より 全喫煙者へ」
目標 東京 JTビル!!
第二次「禁煙なんて簡単さ、僕は何回も禁煙してるよ。」作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君 カートンがあれば何もいるまい