イスラムの法律である「シャーリア」によると、死刑に相当する罪は大
きく3種類。殺人、麻薬密輸入、そして婚外交渉、だそうで。少女が死刑
にされた理由は「姦通」の罪と言うことですが、もちろん結婚なんてし
ていないわけで。このことは出生証明書と死亡証明書の双方が揃ってい
ることから証明されており、これがきっかけで調査が行われたそうです。
(略)
逮捕されてから3日後、彼女は裁判にかけられ、この段階にいたってつい
にレイプされた事実を告白したのですが、年齢を考えると、レイプされ
たことが証明できなければ彼女の罪となり、そしてレイプされた事実を
証明することがイランの法廷では極めて難しく、さらに男性の証言の方
が女性の証言よりも重視されるため、絶望的状況となりました。
彼女は自分の主張が全く受け入れらないため、裁判官に叫んで訴え、挙
げ句の果てにベールを脱ぎ捨てたそうです。その行為が致命的な打撃と
なり、彼女には死刑が宣告されました。翌朝の午前6時、絞首刑となりま
した。
彼女の死刑は家族には通知されず、裁判所の記録によると彼女の年齢は
「22才」ということで処理されたそうです。一応イランもいろいろな国
際法に批准しており、18才以下の場合にはイスラム法を適用しないとな
っているのですが、それを無視するために「22才だ」ということにした
ようです。22才という年齢は裁判官が彼女の体を見て決めたそうです。
ちなみにレイプした男性の方は95回のむち打ち刑で済みました。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060728_execution_teenage_girl/